こうしてドラマ『ひまわりっ』の世界進出への第一歩を踏み出すことができた今、榎木田アナウンサーはさらなる期待を膨らませる。
「すぐに諦めると言われることもある宮崎県民ですが、諦めずに頑張り、“てげてげ”ではありませんでした。周年プロジェクトのキャッチフレーズ「You&UMK」に込めた『あなた(県民)と歩む』という思いのもと、全社を挙げて制作したドラマが世界に正式に進出することになったら、宮崎も、“てげてげ”という言葉も、知ってもらえるチャンスが広がると思うとうれしくて仕方がありません」
編成やコンテンツ開発を中心とした社内チームによる海外セールスへの挑戦は始まったばかりだが、「このストーリーを求めている国は必ずある」と自信をのぞかせる。
「東村先生いわく、作品の登場人物は“全員オタク”。つまりこれは、多様性をテーマに個性あふれた宮崎の人々を受け入れていく話で、故郷に対してアイデンティティを持つことの大事さを伝えているのです。窮屈に感じる時こそふと軽い気持ちにするものになり、今の時代にフィットする作品です。初めての挑戦で大変な事ばかりでしたが、明るく個性豊かな作品の世界観のおかげで乗り越えることができました。このドラマでまたさらに笑顔が広がればうれしい。頑張って進んだ先にはマンゴーを持った健一パパ(高橋克典)が 『てげてげでいっちゃが!(=気楽に行こうよ!)』と笑顔で待ってくれていると信じています」
コンペ受賞に国内外セールスと盛りだくさんのドラマ『ひまわりっ』。次の吉報を楽しみに待っている宮崎県民がいる限り、まだまだうれしいニュースが届けられていきそうだ。