自己PRで忍耐力をアピールする場合の注意点
自己PRで忍耐力をアピールする場合は、いくつか注意点があります。自己PR文を作成した後、見直し観点としてもご活用ください。
■忍耐するだけで説明が終わっていないか
冒頭でも自己PR文の作り方を説明しましたが、忍耐だけで説明が終わっていないかどうかを確認してください。何のために忍耐をしたのかという目標や、忍耐した結果何を得たのかという部分が欠けていると、忍耐力はアピールポイントとして伝わりません。
■他人との協調性も説明できているか
自分ひとりで問題を抱え込み解決までひたすら耐え忍ぶ、というエピソードは、自己PRとしては不向きです。むしろ、「問題解決に積極的でない」マイナスイメージさえ持たれる危険性もあります。
ときには他人の意見を聞く、協力を仰ぐなど協調性を発揮して物事の解決に当たったことを説明できるエピソードに差し替えましょう。
■忍耐力が短所になってしまっていないか
就活や転職の場面では、忍耐力がそのまま美徳として解釈されることはほとんどありません。忍耐力を発揮して物事が解決しなかった場合、むしろ忍耐力が短所に見えてしまう危険性すらあります。
忍耐だけでは解決できないと見極める判断力、方向転換をする決断力や行動力もセットで伝えるようにして、忍耐力を短所と取られないよう注意しましょう。
自己PRで忍耐力を選ぶなら目的と結果を明確に
自己PRで忍耐力を選ぶ場合は、忍耐する目的と得られた結果を明確に示すことが重要です。また、忍耐力とともに協調性や行動力があることも示すよう意識することで、単なる受け身ではなく、自立して仕事を進められることをアピールできます。
自分の強みである忍耐力を自分らしいエピソードで説明して、採用担当者に自身が会社でも活躍できる人材であることをアピールし、採用を勝ち取りましょう。