ウィナーズが自社で手がける家電ブランド「レコルト」、秋の新製品体験会を開催しました。新製品「コーン式全自動メーカー(RCD-1)」と「ソイ&スープブレンダー(RSY-19)」をひと足先に体験してきたのでご紹介します。
今回の実演は、10月下旬に発売する「コーン式全自動メーカー」と「ソイ&スープブレンダー」。希望小売価格(税別)はコーン式全自動メーカーが20,000円、ソイ&スープブレンダーが10,000円です。体験会にはスペシャルティコーヒー専門店「マメーズ焙煎工房」の店主・椎名香さんが登壇し、コーヒーの飲み方について教えてくれました。
おいしいコーヒーを家庭で楽しみたいという人が増えている
椎名さんによると、外出自粛によるいわゆる巣ごもり需要から、コーヒー豆を買いに来るお客さんが増えているといいます。客層もコーヒー豆に詳しい人だけでなく、もっとライトに楽しむ層も増えてきたそうです。
「そこまでこだわらないけれど、家で飲む機会が増えたし、おいしいコーヒーを飲みたい……というお客さまが増えています。おいしいコーヒーを飲むために大切なことは、鮮度です」と椎名さん。
塊肉と挽き肉、どちらの劣化が早いかといえば挽き肉ですよね。コーヒーも同じ。コーヒー豆のまま保存するのと「粉」で保存するのとでは、粉のほうが劣化しやすいのです。飲むときにコーヒー豆を挽く「挽きたて」だと鮮度がよくておいしいというわけ。
「レコルトのコーン式全自動コーヒーメーカーは、豆を入れれば挽きたてのコーヒーを楽しめます。普段の生活のままで何か特別なことをしなくても、おいしく飲みたいというニーズにマッチした製品だと思います」(椎名さん)
コーン式全自動コーヒーメーカーは、豆から挽いて淹れる「豆モード」だけでなく、粉から淹れる「粉モード」もあります。豆を挽くだけのモードも搭載しており、豆タンクには挽き目を調整できるダイヤルを装備。
「豆の種類にもよりますが、一般的に細かく挽けば挽くほど豆の強い成分が出てきます。つまり、細挽きになるほど苦みなどが強くなります。粗く挽くと、マイルドでスッキリな味わいに仕上がります」(椎名さん)
本体のタッチパネルでは、一杯に使うコーヒー豆の量を増減できます。調整範囲は「-2、-1、0、+1、+2」で、一目盛りごとにコーヒー豆の量が10%増減。つまり、コーヒーの濃度が変わります。豆の挽き目が4段階、豆量調節が5段階なので、20通りの組み合わせから好きな風味を見つけられますね。
豆を挽くミルにはコーン式を採用。円錐状のねじれた刃によって、コーヒー豆を切り刻むように挽きます。豆タンクに入る量は60g。深煎りなら8杯分ほどです。
「(コーン式ミルの刃は)豆の特徴をよく引き出せて、挽くときに豆の温度が上がることによる劣化が少ないといわれています。また、たくさん豆が入る全自動コーヒーメーカーだと、別の豆を楽しみたいときに豆を変えるのが大変です。レコルトのRCD-1はタンクに入る豆の量が少ないため、豆を変えやすいです。ちょっと残ったらクリーンモードを使うと、残った豆を全部挽いて出してくれますよ」(椎名さん)
また、1杯と4杯では粉の量が違うため、注ぐ湯の量も変わります。RCD-1はカップ数によって蒸らしの時間を自動調整してくれます。
ガラスポットは、ストローを通ってガラスポットの底に落ちるタイプ。全体を効率的に対流させ、味を均一にします。
体験会では、2台のコーヒーメーカーを使って挽き方の違いによる味を飲み比べ。同じ豆を使っていますが、極粗挽きは軽くてすっきりとした味わい、細挽きはしっかりとしたコクと苦みを感じる味わいでした。
「挽き目の差だけでも味は変わりますよね。おいしいコーヒーを淹れるには、抽出の温度コントロール、挽き目を一定、量を一定にすることが大切。ハンドドリップで淹れるときはこの調整が難しいんですよね。おいしいコーヒーは飲みたいけど大げさなことをしたくない人にとって、RCD-1はコンパクトでも自由度が高く、自分の味や好みの味に近づけられるアイテムなのではないでしょうか」(椎名さん)
たしかに、これくらいの設定なら気楽にできそうです。ちなみにレコルトでは、自分好みのコーヒーがなんとなく分かってきて、ハンドドリップに挑戦したくなった! という人にオススメのアイテムも用意。1℃刻みで温度を調整できる電気ケトルを9月末、コーヒーグラインダー(豆を挽くミル)を10月下旬に発売します。