5Gサービス提供開始にあわせて、5G対応のオリジナルスマホ「Rakuten BIG」も発表された。価格は69,800円(税込)。楽天モバイルの公式サイトと二子玉川店では、発表当日となる9月30日に販売を開始している。製造元(ODM)はZTEとなる。
Rakuten BIGは楽天オリジナルのAndroidスマートフォン。6.9インチの大画面ディスプレイを搭載する高機能モデルで、5Gで高速な通信が期待できる「ミリ波」もサポートする。
特長として、「画面内インカメラ」をいち早く採用。有機ELディスプレイの下に、インカメラを組み込むことで、画面枠の領域を削減した。画面内インカメラ搭載について、楽天モバイルは「Felica搭載スマートフォンでは世界初」としている。
カメラはクアッドカメラ仕様で、6400万画素(広角)、800万画素(超広角)、200万画素(深度測位)、200万画素(マクロ)という構成。インカメラはディスプレイ組み込み型で、3200万画素。
ディスプレイは6.9インチで、解像度は2,460×1,080ドット。チップセットはSnapdragon 765G 5G(オクタコア、最大2.4GHz)を搭載。メモリ(RAM)は6GBで、ストレージROMは128GB。
バッテリー容量は4000mAhで、外部端子はUSB Type-Cに対応。このほか、おサイフケータイ、ディスプレイ内指紋認証を搭載する。
SIMカードの形状は組み込み型の「eSIM」を採用。5Gはミリ波、サブ6両方に対応する。SIMロックフリー仕様だが、通話機能VoLTEは楽天モバイル網のみ利用可能。
大きさは174×80×9mm、重さは約227g。カラーはホワイト、ブラック、クリムゾンレッド(11月発売)の3色を用意する。
ちなみに、楽天モバイルでは5Gスマートフォンとしてすでに「AQUOS R5G」も販売している。同機種では9月30日配信のアップデートにより、サブ6帯の5Gが利用可能となる。
縦長4Gスマホ「Rakuten Hand」も予告
Rakuten miniに続く新たな4G LTEスマートフォン、「Rakuten Hand」も予告された。Rakuten Handは縦長な画面を備え、握って持ちやすいスマートフォン。4G LTEモデルとなり、5G通信は行えない。
主な機能として、ディスプレイ内指紋認証やおサイフケータイを搭載。チップセットはSnapdragon 720Gで、バッテリーは2,800mAh。4G LTEでは4本のアンテナを利用して高速に通信する機能「4×4 MIMO」をサポートする。
Rakuten Handの製造は、Rakuten Miniと同じくTinno Mobile(深圳市天瓏移動技術、Wikoの親会社)が担当。今秋の発売で、価格は未定という。