フリーランスの受注経路ベスト5
「フリーランス白書2020」では、ライターを含むフリーランスの受注径路について、回答の多い順に紹介されています。フリーランスがどのような受注径路から仕事を受注しているのかも確認しましょう。
1.知人の紹介など人脈
もっとも多い受注径路は、人脈を通じた紹介です。独立したときに、それまでに築いた人脈を通して仕事を得るパターンが多いことが分かります。
ライターの場合、出版社や新聞社など、紙媒体の記事作成に関わる仕事をしていた人は、このパターンで仕事を受注可能です。ただし、未経験でフリーランスのライターになる場合、最初から人脈で仕事を得るのは、ハードルが高いでしょう。
2.過去・現在の取引先
2番目の受注経路は、過去または現在の取引先からの受注です。仕事を受注して信頼関係を構築していけば、新しい案件が発生したときも声をかけてもらえ、継続で受注できるようになります。
案件が終了した過去の取引先であっても、定期的に「仕事はありませんか」と声をかけてみると、新しい仕事を受注できる場合も。過去・現在どちらの取引先であっても、関係を良好に保つ努力を続けることが次の受注につながります。
3.自分自身の広告宣伝活動
3番目の受注径路は、自分自身の広告宣伝活動です。仕事用のブログやSNS活動、仕事で関係する人に渡す名刺など、広告宣伝活動はさまざまなものがあります。
先ほど説明したクラウドソーシングサイトのプロフィールを充実させることも、立派な広告宣伝活動です。受注が伸び悩んでいる場合は、広告宣伝活動を見直してみましょう。
4.エージェントサービスやクラウドソーシングの利用
4番目の受注経路は、エージェントサービスやクラウドソーシングの利用です。特に未経験の状態でフリーランスのライターを目指す場合、これらのサービスを利用しないと、なかなか受注できません。ある程度実績を積んで人脈ができてきたら、仕事の幅を広げていきましょう。
5.求人広告
5番目の受注経路は、インターネット上で見られる求人広告です。在宅ライターの募集をしている求人サイトを探し、仕事を得ることもできます。ただし、在宅ライターも、クラウドソーシングサイトと同じように、ある程度実績がないとなかなか採用に至りません。ある程度実績を積んでから、求人広告に応募してみましょう。
フリーライターの需要が高い領域とは?
未経験でフリーランスのライターになっても、収入を上げるのは簡単ではありません。しかし、これまでの経験で専門性の高い分野の知識を積んでいれば、フリーランスのライターとなっても需要が多く、かなり稼ぐことも十分に可能です。
ライターの需要が多い分野には何があるか、いくつか例を挙げて紹介します。
医療分野の知識を活かせるメディカルライター
医療分野の知識がある人は、メディカルライターとして活躍の場が多くあります。医師・獣医師・看護婦・薬剤師など、医療分野に携わる人は、専門知識を持つ人として、ライティングだけでなく、記事の監修なども依頼される場合もあるでしょう。
医療・美容分野のライティング需要は多いので、薬機法(旧・薬事法)に配慮したライティングができれば、かなりの収入が見込めます。
アニメやゲームなどのシナリオライター
テレビドラマや映画のシナリオライターになるのは、かなりの狭き門であり、何度も公募に応募しなければなりません。しかし、近年では、アニメやゲーム、またYouTubeの動画用のシナリオライターの需要も高まってきています。
シナリオライティングには専門的な知識が必要ですので、養成講座に通うか、独学で通常のライティングとは別の勉強をしなければなりません。しかし、仕事を受注できるようになれば、経験を積み重ねていき、収入を増やしていくことも十分可能です。
売れっ子のシナリオライターになれれば、かなりの高収入が見込めるため、挑戦しがいのある分野と言えます。
金融機関勤務経験や資格が有効な金融ライター
高単価案件の多い分野のひとつに、金融関連があります。クレジットカード、キャッシング、投資、不動産など、金融にかかわる分野はアフィリエイトでも高単価のものが多いため、記事作成の需要も多いのです。
金融関連のライターは、金融機関の勤務経験や、ファイナンシャルプランナーなどの資格が大きな武器となります。金融関連の勤務経験や資格がない場合も、金融関連の案件を数多くこなして知識と実績を蓄積しましょう。継続していくことで、安定した収入を得られるようになります。