――ダンスのポイントを教えてください。

木村:今回、僕が初めて表題曲の振り付けをさせていただきました。歌詞をパフォーマンスで届けたいと思い、一つ一つの歌詞に合った振り付けにしているので、ただダンスを見るだけではなく、歌詞とのつながりも楽しんでいただきたいです。

――特に注目してほしい振り付けはありますか?

木村:サビの部分がまさに歌詞に沿って振り付けしたので、注目していただきたいです。2回目のサビに「夜」という言葉があるのですが、そこで手話を取り入れるなど、さまざまな工夫もしています。

――初めて1人で振り付けを担当するというのはいかがでしたか?

木村:プレッシャーもありましたが、率直にうれしかったです!

――ほかのメンバーのみなさんは木村さんの振り付けいかがでしたか?

中島:一つ一つが丁寧で、見やすい振りだと思います。また、FANTASTICSのパフォーマーだからこそ、そろったら気持ちいい細かい振り付けも取り入れていて、大サビなどは一体感が生まれると思います。MVでは、サビは全員で踊ったり、振り付けをしっかり見せるところがあるので注目していただきたいです。あと、生き生きした慧人の顔も注目してください(笑)

瀬口:逆にこの機会だから聞きたいのですが、慧人の振り付けはどこから生まれているの?

木村:いきなりパッと思いつくこともありますし、何かにインスパイアされることもありますが、自分でいろいろ動いてみて振りになるなと思ったら振りにしています。メンバーと踊ってみて変えるところもありました。

――MV撮影時のエピソードやMVの見どころを教えてください。

:自分が2人いるという世界観で、1人は落ち込んでいる自分、もう1人は励ます側の自分という、二面性の世界観でパフォーマンスしました。シンプルな背景の中でアイテムが重要で、椅子とイヤホン。この2つが楽曲やMVで伝えたいことを表現するカギになっているので、椅子とイヤホンの意味はなんだろうと考えてもらうことで、より深い感じ方になると思います。

澤本:悩む人と励ます人という一人二役。その部分は、一人ひとりが振り付けや構成を考えているので、それぞれの思いが伝わってくると思います。

中島:全員が表情やパフォーマンスで感情を表現しているので、そこも注目していただきたいです!

■FANTASTICS from EXILE TRIBE
EXILEの世界と佐藤大樹をリーダーに、パフォーマー集団として2016年12月29日に結成。その後、グループとして新たなステージに進むため、ボーカルを迎えることを決意し、2017年5月から12月にかけて実施したオーディションを勝ち上がった八木勇征と中島颯太がボーカリストとして加入した。そして、2018年12月5日にシングル「OVER DRIVE」でデビュー。2019年10・11月にはグループ初の単独ホールツアーを開催し、全国12都市17公演を完走。2020年9月23日に6枚目のシングル「Winding Road~未来へ~」をリリース。