――高橋さんと三吉さんは『オトコの子育て』(テレビ朝日系)以来、13年ぶりの共演とのことですが、当時のことは覚えていますか。

三吉:ほとんど覚えてないですね(笑)。

高橋:会ってないよね、たぶんね。ロケバスですれ違ったことがあるかもぐらいですよね。

――その後、お2人はなにか接点があったりしたんですか。

三吉:私が記憶にあるのは、何年か前に、ボクシングのジムで克典さんにお会いした記憶があります。

高橋:僕、だいたい背が高い美人を紹介されると、なんか見れないんですよ(笑)。あんまり目を見なくて「どうも」って。そのときも、そんな感じだったよね?

三吉:そうですね。

高橋:でも、そのときは一瞬しか見ていなかったですが、本当に飾り気なく、気取ることなく、「こんにちは、三吉彩花と申します」ときちっとあいさつしてくださったのは覚えています。

■夏菜、三吉彩花は「テレビで見てる印象と真逆」

  • 左から三吉彩花、夏菜、高橋克典 =同

――夏菜さんは、今回共演してみて、三吉さんにどのような印象を抱きましたか。

夏菜:会う前までは、クールな子だろうなって感じてたんですよ。

三吉:毎回言われますね(笑)。

夏菜:でも、テレビで見てる印象と、本人と会ってしゃべる印象が真逆で。しゃべればしゃべるほど、なんかちゃんとかわいい女の子なんですよ。サバサバしてるし、気つかわせなくて楽だし。かなり気が合って、やってるゲームも一緒で、一緒にゲームやったりもしました。うれしかったです。

三吉:私も、もともと明るい方とは思ってたんですけど、こんなにたくさん話してくださる方だとは想像していなかったです。お酒のペースなども、テンションが合いそうと思って(笑)。良いお姉ちゃんみたいな感じですね。

――そして今作では、三吉さんは階段落ちのシーンもあるんですよね。

三吉:もともとアクションは好きなので、階段落ちは全然怖くないですし、平気でした。ちゃんと安全を考慮して、もちろんマットもひいてますし。それよりも、その後に番宣用の写真で、克典さんにお姫様抱っこされたんですが、そっちの方が緊張しました(笑)。「なんかもう本当すいません」と思いながら撮影しました。

高橋:一応僕も鍛えてはいるんで、全然大丈夫ですよ。それよりも、酔っ払いの友達抱え上げる方がよっぽど大変です(笑)。

――それでは最後に、見どころをお聞かせください。

高橋:本当に王道の2時間ドラマを見るという感じです。サスペンス的にもいろいろと「そうか!」という展開も楽しめますし、ぜひご家庭の皆さんで楽しんでいただけたら思います。 

夏菜:第5弾は、今までやってきて第1弾から第4弾の犯人とはまた違った犯人像になってくるので、そこは楽しんでいただきたいです。あとは私たち2人の変装シーンもございますので、プリップリな私たちをご覧ください(笑)。

三吉: ただ事件を解決していくだけではなく、人間味のある感動するお話で、「実はそういうことがあったんだね」っていうエピソードも含まれています。とても充実した2時間になると思いますので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

  • 左から三吉彩花、高橋克典、夏菜 =同

『ドラマスペシャル 庶務行員・多加賀主水5』(テレビ朝日系 9月24日20:00~21:48)
ロビーで困っている客に対応したり、ATMの使い方を案内したりする、銀行の“雑用係”=庶務行員である多加賀主水(高橋克典)が巨悪に斬り込むミステリーの第5弾。今回、多加賀が救うのは、街の人々の健康を担う“病院”。地域の中核病院に、銀行員をかたって入院患者をだます詐欺師が出没し、“相棒”ともいえる事務課の行員・生野香織(夏菜)、看護師の有村塔子(三吉彩花 )とともに真相を探る。

■高橋克典
1964年12月15日生まれ、神奈川県横浜市出身。O型。1993年に「抱きしめたい」で歌手デビュー。その後、『サラリーマン金太郎』シリーズ(TBS系)、『特命係長 只野仁』シリーズ(テレビ朝日系)など数多くの作品に出演。近年の出演作は『不惑のスクラム』(NHK 2018年)『後妻業』(関西テレビ・フジテレビ系 2019年)、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK 2020年)など。

■夏菜
1989年5月23日生まれ、埼玉県出身。A型。趣味はモダンバレエ、料理、ショッピング。2006年にドラマ『ガチバカ!』(TBS系)でデビュー。2011年公開の映画『GANTZ』や2012年放送の連続テレビ小説『純と愛』(NHK)など数多くの作品に出演しているほか、バラエティ番組などでも幅広く活躍。

■三吉彩花
1996年6月18日生まれ、埼玉県出身。2007年にドラマ『オトコの子育て』(テレビ朝日系)でデビュー後、数多くの作品に出演。近年の出演作は『GTO』(フジテレビ系 2014年)、『エンジェル・ハート』(日本テレビ系 2015年)、映画『いぬやしき』(2018年)、『ダンスウィズミー』(2019年)など。