――思い描いている将来像を教えてください。

役者としては、学生のうちに学生の役をやりたいなと。恋愛モノもやってみたいです。将来的には、役者としてハリウッドとか中国とか、世界に行けたらいいなと思っています。でも、役者にとらわれず、エンターテイナーとして人にいい影響を与えられる人になれたらいいなと思っています。今、歌もピアノもやっているので、そちらの方面で世界的なアーティストになれたらうれしいです。

――アーティストとしての活動はいつ頃スタートさせたいと思っていますか?

いつ頃というのはないですが、自分の実力や知名度など、いろいろ伴って準備ができたら始めたいと思っています。ジャズピアノをやっているので、普通ではないグルーヴ感を自分のものにできたらいいなと思います。

――ピアノと歌も準備をされていますか?

ピアノは2歳半からやっていて、歌はアミューズに入ってからボイトレをやっています。もともとカラオケによく行っていて、90何点とか、全国1位の点数を狙っていたカラオケマスターなんです。オーディションのときに歌も披露し、俳優でいくか歌でいくか選んでいいという感じでしたが、お芝居が楽しかったのでまずは役者としてやりたいと話しました。いずれは歌もやりたいので、ボイトレを始めました。

――さらに、ダンスのご経験もあるそうですね。

小学生のときにヒップホップを5、6年やっていました。いろいろかじっています(笑)

――部活動はされていますか?

中学校のときはバスケを、その前はサッカーを6年間やっていました。高校生になってからは、事務所に入ってお仕事を始めたので、部活はやっていません。

――カラオケやダンスなどいろいろ話がありましたが、ほかに趣味はありますか?

最近やっているのはゴルフとキックボクシングです。ゴルフは大人の方がやっているイメージなので、早いうちから習得したいと思って始めました。キックボクシングは紹介でやってみたら、楽しいし、気持ちいいし、くびれや腹筋も出てきたので、これはやめられないなと思って続けています。

――肉体に変化が出てきているんですね。

1年ちょっと前くらいから始めて、腹筋は割れています!

――本当に多才ですが、どんな性格かも教えてください。

自分大好きマンですかね(笑)。自分を信じまくっているといいますか、あんまり緊張しないのも自分に自信があるからだと思いますし、自分を信じてあげられるのは自分しかいないと思いますし。もちろんいろんな方の支えがあって今がありますが、やっぱり自分が自分を信じないでどうするんだという思いがあるので、何をするときも俺ならできると思っています。

――自分を嫌いになったことはないですか?

それはないですね。全部を含めて自分という感じです。

――それはご両親の教育の影響でしょうか?

どうなんですかね。でも、昔からやりたいことはやらせてくれていたので、そういうのが自信につながっていったのかもしれません。

――ステイホーム期間は何をされていましたか?

ずっとピアノの弾き語りを練習していました。もともとピアノと歌は別でやっていましたが、一緒にしたらどうなのかなと思って手を出してみたらハマってしまい、ずっとやっていました。いろんな曲を普通に弾いて歌ってみたり、ジャズカバーして弾いてみたり、工夫しながら楽しんでいました。

――コロナ禍に一度立ち止まっていろいろ考える人が多かったと思いますが、藤原さんはこの時期だからこそ感じたことはありますか?

『おじカワ』を観て元気が出たとか、勇気をもらえたとか、毎週木曜日を楽しみに勉強や仕事を頑張っていますというコメントを見て、やっぱりエンターテインメントは大事だなと感じました。衣・食・住ではありませんが、昔からずっとエンターテインメントがある理由はこういうところにあるんだなと実感できました。なので、ステイホームで退屈だと思ったときや、違うことでもネガティブな感情になったときに、僕たちが勇気を与えられたらいいなと思います。

――俳優としての活動の意義を再確認されたんですね。

そうですね。僕も映画など過去の作品をいろいろ観て楽しませてもらっていたので、そういう作品を僕も残していきたいと思いました。

――俳優として学園モノに出演してみたいと話されていましたが、ほかにも挑戦してみたい役はありますか?

セクシャルマイノリティに関する作品はすごく興味があります。社会に訴えかけるものがある作品は演じていてもやりがいがあるだろうなと思い、大変だと思いますが絶対に挑戦したいです。また、大河ドラマなど、戦国時代の作品も興味があります。自分の人生では味わえないことを役者として体験してみたいですね。

――最後に、今後の活躍を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

これから16歳らしく、大きく羽ばたいていくので、役者として出演する作品をいろいろ観ていただけたらうれしいです。僕たちエンターテイナーは、観てくださる方がいるからお仕事ができています。たくさんの作品を観ていただけるように、僕も頑張ります!

■藤原大祐
2003年10月5日生まれ、東京都出身。特技は歌、ダンス、ジャズピアノ。2019年にアミューズ所属し、俳優として活動をスタート。今年、ネットドラマ『中3、冬、逃亡中。』に出演し、読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』で地上波連続ドラマ初レギュラー出演を果たした。10月スタートのTBS系ドラマ『恋する母たち』へのレギュラー出演も決定している。