代引きを頼んだとき、あなたがたはそれぞれ丁度のお金を用意しておき、宅配の方が着いた時になって初めて集めることのないようにしなさい
「この教えは、とある有名な書物のオマージュです。代引きは便利ですが、丁度のお金を用意しておいた方が宅配の方も楽かなと思いました」。
みだりにワクチンの全てを拒否してはならない
「賛否両論ある教えかなと思います。科学的根拠なしに、ワクチンは全て毒だから受けるなと他人に強いることにぐるは反対しています。教えの中では最もぐるの個人的思想が反映されているものです」。
ふぐは専門店で食べなさい
「無資格者や知識の無い人が捌いて食べたりすると、本当に大変なことになりかねません」。
――現在、フォロワー(信者)は5万1千人で日々増えていると思います(2020年9月時点)。信者の存在について、どのように思っていますか?
「とてもありがたく思っています。それは数が多いからありがたい、という話ではなくて、信者がいるということがありがたいと思っています」。
――ぐるさんにとって、ツイッターとはなんでしょうか?
「とても便利なSNSです。同じ興味や思想を持った人を見つけやすいので、学校・職場・家庭に馴染めない人もツイッターで居場所を見つけられる、ということももしかしたらあるかもしれません。
しかし、思想が過激化しやすくなるツールという側面も持っていると思います。面と向かっては言えないことでも書けてしまったり、いいねやリツイートの数が賛同者の数だと思ってしまったり、様々な要因があると思います」。
――良い面も悪い面もあると
「今や『ネットはリアルじゃない』という言説は通用しない時代だと思っています。ネットでの出来事がリアルに影響を及ぼすことは不思議ではありません。むしろ、ネットとリアルを対義語のように扱うのがもはやナンセンスかもしれません。
ぐるも過激化しないように、信者も過激化させないように、難しいですが頑張るしかないと思います。もしぐるが『玉ねぎを食べない者は悪魔である』などと理不尽なことを言い出したら、遠慮せずに指摘してくださればと思います」。
フォロワー(信者)が急増したことについてうかがったとき、「ただただびっくりしています……普通のことを言っているだけですので……」と戸惑っている様子だったぐるさんが印象的でした。複雑化する社会の中で、逆にいま“普通のこと”が求められているのかもしれません。