301号室
どんどん行きますよ~。続いては、301号室です。
この部屋。よく見ると、意外な物がありますね。分かりますか?
なんとピアノが置いてあります。
――ピアノがあるのは意外でした
「カップルで来て、彼女の誕生日にピアノを弾く男性もいます。年に一度、ちゃんと調律をしてもらっているんです」。
このピアノは昔、実際に清水さんがご自宅で使っていたピアノだそうです。私は残念ながらピアノを弾くことができませんが、ピアノを弾ける方はより一層楽しめる部屋です。
――これまでに改装はしているのですか
「大きな改装はしていません。今までの内装を生かすのを心掛けています。例えば、壁紙とかソファを新しくしていて、様々な会社から壁紙のサンプルを取り寄せて、従業員みんなで決めています」。
従業員みなさんで決めているのが素敵です。部屋を見わたすと、ここでも珍しい形の電話を見つけました。
407号室
続いて407号室は、ピンクな空間
円形ベッドといえば、回転ベッドのイメージがあります。来ていただいたお客様から「どのスイッチを押せば回りますか?」との質問をいただくこともあるそうなのですが、ザ・ウェーブにある円形ベッドは回転しないそうです。
お手洗いも見てみましょう。
ペーパーホルダーカバーもレースで、なんとも可愛らしい。
307号室
いよいよ最後。307号室。白を基調とした部屋。
日々の疲れが一気に癒されそうですね。洗い場も広く、カップルで入るには十分すぎるスペースがあります。
ちなみに個人的には部屋だけでなく、エレベーターに描かれている絵もお気に入りポイントでした。
手を繋いでいる男の子と女の子がなんとも微笑ましい……。
夜中に見たら、ちょっと怖いかも……!? 数々の部屋、どれも唯一無二です。
――数十年働いている方もいて、とてもアットホームですね
「病気で辞めてしまいましたがフロント係だった年配の方が、今でも雑草を抜いたりお花を植えに来てくれています」。
本当にみなさんが家族のような存在で、温かい気持ちになりました。昭和からお部屋がきれいに保たれているのは、従業員さんたちの活躍あってこそ。素敵なお部屋が、これから先も受け継がれていってほしいです。
ザ・ウェーブは様々なメディアにも登場しているので、今後どこかで見かけることがありそうです。ホームページには全部屋の写真が掲載されています。気になる部屋を見つけたら、ぜひ足を運んでみてください。
筆者:ゆなな
昭和ラブホを訪れ、Twitterで魅力を発信。時々、昭和ラブホでポートレートも撮影している。純喫茶などのレトロな場所も大好き。(@yunaaaa_a)
取材協力
ホテル ザ・ウェーブ