今後のライフイベントにいくら必要?

20代の人は今後、さまざまなライフイベントが発生する可能性があります。どのようなライフイベントがあり、どのくらいお金が必要になるのか考えてみましょう。

  • 将来的にかかる金額はどれくらい?,A@20代 将来 貯金

    将来的にかかる金額はどれくらい?

結婚・新居

結婚にかかる費用は、式を挙げるかどうかといった条件によって大きく変わります。しかし、たとえ式を挙げなかったとしても、新居の敷金や礼金、家具・家電代等は必要になります。費用を抑えて結婚したとしても、数十万円~百万円程度のお金がかかる可能性があります。

出産・子育て

出産、子育てにかかる費用も、習い事や塾などにどの程度お金をかけるかによって変わるでしょう。学校に通わせるために必要な教育費だけに限っても、幼稚園から高校まですべて公立だった場合はおよそ543万円、すべて私立だった場合はおよそ1,830万円と、3倍以上の開きがあります(文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」2019年)。いずれにせよ子供を育てるためには、1人あたり数百万円以上のお金がかかります。

マイホーム購入

マイホームを新築で購入する場合は、数千万円というまとまったお金が必要です。中古で安くても、リフォームやリノベーションされていない古い物件だと、リフォームやリノベーション費用がかさむことになります。

マイホームは高額な買い物になるため、住宅ローンを組んで購入することが一般的です。しかし、契約時に頭金として支払う初期費用だけでも数百万円になるケースが珍しくありません。住宅購入資金は、計画的に貯めていく必要があるでしょう。

親の介護

親の介護が必要な場合、基本的に費用は親の年金や貯蓄からまかなうのがおすすめです。しかし、施設に入居する場合など、どうしても足りない場合、子供が一部を負担するケースも考えられます。必要な金額は、親の保有資産等によって大きく変わってくるでしょう。

毎月確実にお金を貯めていく具体的な方法は?

「お金が余ったら貯めよう」というスタンスでは、毎月コンスタントに貯金をすることはできません。確実にお金を貯めるためには、お金が貯まる仕組みを作る必要があります。具体的に何をすればいいのかご紹介します。

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    毎月貯金をするコツは何?

積立で貯める

意志が弱くて貯金ができない人や、ついつい使ってしまう人におすすめなのが積立式の貯金です。給料天引きや給料口座からの自動振替で、半ば強制的に貯めることができます。

給与天引きができる社内預金や財形のほか、一般の銀行の積立預金を利用することもできます。ただし、一般の銀行を使う場合、お金が足りないときにうっかり下ろしてしまわないよう、気をつけましょう。

先取り貯金

給料を受け取った後、最初に決まった金額や決まった割合を貯金することを「先取り貯金」といいます。給与天引きの貯金なども先取り貯金の一種ですが、絶対に下ろさない貯金としての積立貯金と、旅行や冠婚葬祭など、いざというときに使うための先取り貯金というように、目的別に両方貯めておくと、ついつい貯金を取り崩してしまうリスクを軽減できます。

複数口座の使い分け

給与振込口座でそのまま貯金をしていると、貯めておくべきお金と使っていいお金がわかりにくくなります。貯金専用の口座を作って、キャッシュカードを普段持ち歩かないようにしていれば、簡単に下ろすことができなくなりますし、通帳残高が着実に増えていくことで貯めるモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

生活費の収支を管理する

家計簿をつけて収支管理をすることで、毎月自分が何にいくら使っているのかをあらためて意識できるようになります。お金を使うときも、「無駄遣いではないか?」と立ち止まって考えやすくなりますから、なるべく収支を管理しましょう。 家計簿をつけるのが面倒な人は、キャッシュレス決済をメインにして、自動で履歴を管理できるアプリなどを利用してみてください。また、クレジットカードの明細を定期的にチェックするのもおすすめです。

ライフステージごとに貯金計画を見直しが大事

将来必要な貯金額や現在貯金に回すことのできる金額は、それぞれのライフステージによって変わります。独身で実家暮らしだったときと、独身で一人暮らしをしているとき、結婚した後、子供が生まれた後、子供が小学校に入った後、転職した後など、ライフステージが変化したタイミングで貯金計画を見直しましょう。

併せて、定期的に保有資産の棚卸しを行い、現在いくら保有しているのかを可視化することも大切です。 現状と将来の支出予定、将来の貯金予定を一覧にして、ライフイベントに必要な資金が問題なく貯められるかどうか検討してみてください。

  • 生活にあった貯金計画が重要?,A@20代 貯金 計画

    生活にあった貯金計画が重要!

20代はこれからどんどん貯金ができる年代

社会人になったばかりの20代は、たとえ今貯金がなかったとしても、これからいくらでも貯めていくことができます。最初は額が少なくても、継続して貯めていく習慣を作れれば、5年後、10年後には、まとまったお金を持つことができます。

今後のライフイベントや収支の変化なども考えながら、自分なりの貯金計画を立ててみましょう。