Lenovoは8月31日、個人向けプレミアムPC「Yoga」シリーズの新モデルを発表した。発表された新モデルは、2-in-1ノートPCモデルと、薄さを極めたクラムシェルモデルをラインナップするとともに、Intelの次世代Coreプロセッサー搭載モデルを用意する点が大きな特徴となっている。なお、いずれの製品も日本での発売時期や価格は未定だ。
Yoga 9i
Yoga 9iは、ディスプレイが360度開閉するコンバーチブルスタイルの2-in-1ノートPCだ。14型モデルの「Yoga 9 14ITL-5」と15.6型モデルの「Yoga 9 15IMH-5」を用意する。
このうち注目となるのが14型モデルで、Intelの次世代Coreプロセッサーを搭載するモデルとなる。現時点では搭載CPUについての詳細は未発表だが、開発コードネーム「Tiger Lake」こと次世代Coreプロセッサーを搭載することで、様々な面での進化が期待できる。また、超薄型液晶ポリマーフィン採用のデュアルファンとヒートパイプを組み合わせたクーラーを搭載することで冷却性能を高め、CPUの性能を常に最大限引き出せるという。
従来同様、ボディにはアルミニウム合金を採用するとともに、シリーズ初となる天板に本革を採用するモデルも用意されるなど、スタイリッシュなデザインを実現。ボディカラーは革張りのShadow BlackとメタリックのMicaを用意する。サイズは、W318.4×D210.9×H14.6~15.7mmで、革張りモデルは高さが15.3~16.4mmとわずかに厚くなる。重量は1.4kgで、革張りモデルが1.42kg。
ディスプレイは14型IPS液晶を採用しており、フルHD(1,920×1,080ドット)モデルとUHD(3,840×2,160ドット)モデルを用意。UHDモデルはDisplay HDR 400準拠、Dolby Vision対応、輝度最大500nits、DCI-P3カバー率90%の広色域表示に対応。フルHDモデルはsRGBカバー率100%、輝度最大400nits。ベゼル幅は左右が3.9mm、上部が5.6mm、下部が12.9mmと4辺とも狭額縁仕様となっており、ボディの小型化に貢献している。また、タッチ操作に対応するとともに本体に収納可能な専用スタイラスペンによるペン入力も可能だ。
キーボードは、キーにソフトランディングスイッチを採用することで快適なキー入力を実現するとともに、周囲の明るさに応じて自動的に輝度を調節するバックライトを内蔵。また、パームレストは本体両端までガラス素材を採用することで滑らかな肌触りを実現するとともに、操作に応じて振動のフィードバックを実現するSmart Sensor Touchpadを採用し、タッチパッドの操作性も高められている。
メモリはLPDDR4Xを最大16GB、内蔵ストレージは最大1TBのPCIe SSDを搭載。無線機能はIEEE 802.11ax準拠無線LANとBluetooth 5.1を搭載。生体認証機能は、Windows Hello対応の顔認証カメラと超音波センサー採用の指紋認証センサーを搭載。顔認証カメラは側面スイッチで電気的にオフにできるため、プライバシーも守れる。360度開閉のディスプレイヒンジ部にはDolby Atmos対応の4スピーカーシステムを内蔵。ポート類はThunderbolt 4×2とUSB 3.1 Gen2×1を用意。バッテリー駆動時間は最大約18時間で、急速充電にも対応する。
2020年10月より発売を予定しており、価格は1,799ユーロから。
■Yoga 9i 14型モデル「Yoga 9 14ITL-5」の主な仕様 | |
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OS | Windows 10 Home/Pro 64bit |
CPU | 次世代Coreプロセッサー |
メモリ容量 | LPDDR4X最大16GB |
ストレージ | PCIe SSD 最大1TB |
光学ドライブ | なし |
ビデオチップ | CPU内蔵 |
ディスプレイ | ・14型FHD IPS液晶(1,920×1,080ドット、マルチタッチ対応、ペン対応、400 nits、sRGB 100%) ・14型UHD IPS液晶(3,840×2,160ドット、マルチタッチ対応、ペン対応、Display HDR 400、Dolby Vision、500 nits、DCI-P3 90%) |
ワイヤレス | IEEE 802.11ax(2×2) |
Bluetooth | Bluetooth 5.1 |
オーディオ | Dolby Atmos、4スピーカーシステム |
ポート類 | Thunderbolt 4×2、USB 3.1 Gen2×1 |
生体認証機能 | 顔認証カメラ、超音波指紋認証センサー |
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 |
本体サイズ | W318.4×D210.9×H14.6~15.7mm、革張りモデルはW318.4×D210.9×H15.3~16.4mm |
本体重量 | 1.4kg、革張りモデルは1.42kg |
15.6型モデルは、搭載CPUが第10世代Coreプロセッサーとなるが、ディスクリートGPUとしてGeForce GTX 1650 Ti with Max-Q Designを搭載する。CPUは上位モデルではCore i9 Hプロセッサーを採用するとともに、メモリは最大16GB、内蔵ストレージは最大2TBのPCIe SSDを採用するため、クリエイティブ用途にも十分対応可能な性能を備える。
ボディはアルミニウム合金を採用し、サイズはW355.5×D238.5×H17.5~19.7mm、重量は2kg。カラーはSlate Gray。
ディスプレイは15.6型IPS液晶で、フルHDモデルとUHDモデルを用意。タッチ操作および本体に収納できる専用スタイラスペンによるペン入力も対応。
無線機能はIEEE 802.11ax準拠無線LANとBluetooth 5.0を搭載。360度開閉のディスプレイヒンジ部にはDolby Atmos対応の4スピーカーシステムを内蔵。ポート類はThunderbolt 3×2とUSB 3.2 Gen1×1、オーディオジャックを用意。バッテリー駆動時間はフルHDモデルが最大約14時間、UHDモデルが最大11時間。
2020年10月より発売を予定しており、価格は1,999ユーロから。
■Yoga 9i 15.6型モデル「Yoga 9 15IMH-5」の主な仕様 | |
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OS | Windows 10 Home/Pro 64bit |
CPU | 第10世代Core i9 HまたはCore i7 H |
メモリ容量 | 最大16GB |
ストレージ | PCIe SSD 最大2TB |
光学ドライブ | なし |
ビデオチップ | GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q Design |
ディスプレイ | ・15.6型FHD IPS液晶(1,920×1,080ドット、マルチタッチ対応、ペン対応、Display HDR 400、Dolby Vision、500 nits) ・15.6型UHD IPS液晶(1,920×1,080ドット、マルチタッチ対応、ペン対応、Display HDR 400、Dolby Vision、500 nits) |
ワイヤレス | IEEE 802.11ax(2×2) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
オーディオ | Dolby Atmos、4スピーカーシステム |
ポート類 | Thunderbolt 3×2、USB 3.2 Gen1×1、オーディオジャック |
バッテリー駆動時間 | FHDモデル最大14時間、UHDモデル最大11時間 |
本体サイズ | W355.5×D238.5×H17.5~19.7mm |
本体重量 | 2kg |