• (左から)総合司会の水卜麻美アナ、羽鳥慎一、24時間テレビサポーターの徳光和夫 (C)NTV

7月6日の制作発表後、感染者数が再び増加するなど、新型コロナを巡る状況が日々変化しているが、「感染者数が増えているエリアにロケの予定があっても、本当にそこに行って迷惑にならないかというのを考えながら、直前で中止することもあります」と柔軟に対応。

さらに、「番組の生放送に長時間コアで関わるスタッフはほぼ全員PCR検査を受けて、国技館のアリーナにいる人数は例年の4分の1から5分の1に減らします。最後の最後まで油断せず、コロナと向き合って番組を作っていく覚悟の元、リスクを最小限にすべく努力してやっています」と基本姿勢を明かす。

「今年の『24時間テレビ』の場合、面白いとかクオリティの高いことと、安心安全とで判断に困ったときは、後者をとろう――番組制作に携わる大勢のスタッフ全員にそのような判断基準を明確にし、取り組んでいます」

例年、深夜の時間帯は『嵐にしやがれ』『しゃべくり007』『有吉反省会』をベースにバラエティコーナーを展開し、生放送ならではのハプニングもお楽しみの1つだったが、今年は事前収録という選択をとった。これも、安心安全を優先させた判断だ。

■本番当日の企画断念も覚悟

メインパーソナリティーの5人は、コロナ禍になる前の年明けにオファーしていたが、「結果的に本当にこの5人で良かったと思います。特別な『24時間テレビ』を伝えるにあたっては、安心感や笑顔を届けるオーラがある5人が、このご時世になっていろんな形でメッセージを伝えることができると感じています」と、大きな信頼を寄せている。

その上で、「今年の24時間テレビは、本番当日まで色々と変更があると思っています。場合によっては、いろんな事情でその企画を当日でも諦めなくてはならないというのも、今年においてはあると思います。でもその時に、生放送の中で起こることに視聴者のみなさんが理解を示して納得いただける内容をお届けできるよう、ギリギリまで準備をしていきます」と、新たな『24時間テレビ』の成功へ妥協を許さない姿勢を示した。