iPadOSでも。課題がひとつ見つかった
2018年モデルの12.9インチiPad Pro(iPadOS 13.6)にもペアリングして使ってみました。iPadOSは2020年の3月にアップデートされた13.4以降、キーボードやイヤホンと同様にBluetooth機器リストに並ぶ名前をタップするだけで、マウスも素速くペアリングできるようになりました。
マウスの操作感はmacOSと同様に、とても安定しています。ワイヤレストラックパッドを搭載するアップル純正のiPad用キーボードは、今のところ「Magic Keyboard」しかありません。iPadOSでの動作を保証するワイヤレスマウスとして、MX MASTER 3 for Macは安心して選べるアクセサリーです。
今のところまだLogitec OptionsがiPadOSに対応していないため、本機に最適化されたボタン設定ができません。各ボタンに任意の操作を割り当てたい場合、iPadOSの設定から「アクセシビリティ」>「タッチ」に入り「AssistiveTouch」をオンにします。
さらに中に入って「デバイス」リストからMX MASTER 3 for Macを選択すると5つのボタンの機能設定がカスタマイズできますが、モードシフトボタンとジェスチャーボタンがカスタマイズの対象外となっているため、iPad版Logitec Optionsアプリの登場が待ち遠しいです。
複数のMacやiPadを使いこなすユーザーは必携
一度ペアリングを済ませているデバイスであれば、ロジクール独自のEASY-SWITCH機能により、最大3台までのMacにiPadなど対応するデバイスを登録して、マウス底面のボタンから素速く切り換えられます。
例えばiCloudに置いたドキュメントをMacで作り込み、iPad Proで細部を微調整して整える作業を行う場面で、両方の機器の間でワイヤレスマウスを簡単にスイッチできます。
もしオフィスや家で同時に最大3台のMacを使って作業をする際には、それぞれのMacを横断しながら1台のMX MASTER 3 for Macが使える「FLOW」機能も便利です。テキストや画像などファイルデータのドラッグ&ドロップによるコピー・貼り付けもマウス操作だけで簡単にできます。
MX MASTER 3 for Macは本体のカラーリングをMacBookやiPadの定番カラーバリエーションである「スペースグレイ」に合わせて雰囲気を合わせ込んでいます。同時期にロジクールから発売されるMac用ワイヤレスキーボード「MX KEYS for Mac」も買い揃えれば、デザインのトーンに統一感があって、しかも機能性にも優れるデスクトップ環境が構築できるでしょう。
iPadOSの登場により、iPadがノートPC的により便利に使えるようになりました。iPadと一緒にワイヤレスマウスを携行して、オフィス文書やプレゼンテーション用のファイルをテレワーク環境で作成する機会も増えそうです。自宅のiMacと、外出先ではiPadを巧みに使いこなすためのパートナーとして、ロジクールのMX MASTER 3 for Macは仕事に役立ちそうなアイテムです。