アルミボディのクールなデザインが魅力のハイエンド機
Victrixは、『ストリートファイターV』などで活躍するプロゲーマーももち選手のスポンサー。なので、Victrixのアケコン「Victrix PRO FS」は、ももち選手の愛用モデルでもあります。
今回はももち選手がオーナーを務めるプロゲーミングチーム「忍ism」にアケコンをお借りしました。そのため、忍ismのロゴマークがレーザー刻印されたモデルです。ちなみにこのレーザー刻印は、格闘ゲーム大会「EVO Japan」や東京ゲームショウなどでVictrixがブース出展しているときに「Victrix PRO FS」を購入すると、無料で好きなデザインを入れてもらえます。
「Victrix PRO FS」は、数あるアケコンと比較しても高いカスタマイズ性を誇るハイエンドモデルです。特徴の1つは、フォルムとデザイン。樹脂製が多いアケコンにおいて、「Victrix PRO FS」のボディにはアルミニウムが使われています。
メタル素材ながら、本体を1枚の布で包んだような切れ目のないラウンドフォルムは、柔らかさと剛性を兼ね備えたよう。このあたりは、HORI ファイティングエッジ刃の持つソリッド感とは対局にある感じです。
サイズは大きめで特に幅があり、重さも3,175g となかなか。アルミニウムを使用しているからなのか、メタル素材を使っているわりに軽めですが、安定感は抜群です。
レバーとボタンはどちらも三和電子製で、慣れ親しんだ操作感です。レスポンスも良く、ボタンの反発具合もレバーの抵抗も重くもなく、軽くもなく、万人受けする設定でしょう。本体が安定することで操作性も向上するため、コマンドミスが少なくなったように感じました。
安定性と引き換えに、やはり持ち運びはネック。サイズが大きいので、リュックなどに入りにくく、肩掛けカバンだと3kgの重さが肩にのしかかります。
本体には持ち手が付いているので、試合会場内での持ち運びは便利そうです。ケーブルは着脱式になっていますが、装着したままでもケーブルに負荷がかからないように巻き取れるフックが付いています。このフックはショルダーストラップを装着できるタイプへの交換に対応していて、アケコンをそのままショルダーバッグのように持ち運べるようになります。
PRO FSは、カスタマイズ性の高さも魅力です。その1つが、着脱式のレバーがデフォルトで採用されていること。着脱式レバーは、持ち運ぶときにアケコンの天面をフラットにできるので、カバンに収容しやすくなります。天板の裏に収納があるので、外したレバーをしまえば、取り外したあとの紛失を防げるでしょう。天板を開くとボタンやレバーの裏側を見ることができるので、こちらのカスタマイズも簡単です。
PSボタンやOPTIONボタン、PS4用タッチパッドなどはすべて天面に配置。トーナメントモードも搭載します。また、本体の左右にはLEDを搭載しており、使用中に光らせることもできます。LEDの光の変更は、天面のボタンから操作します。
配列:ビュウリックス
連射:なし
OPTIONボタン:天面
トーナメントモード:あり
PCインプット:Xinput/DirectInput
PS4タッチパッド:あり
カスタマイズ:可能
市場価格:税込40,000円前後