ビジネスシーンだけでなく、ちょっとしたパーティや結婚式の2次会にも履いていけるような、ドレスアップした靴はお持ちでしょうか。足元のオシャレ、つい後回しにしていませんか?
「若手ビジネスパーソンの初めてのオーダー」をテーマに、シューズブランド「リーガル(REGAL)」で、靴のパターンオーダーを体験。本稿では、いよいよ完成したシューズと感動のご対面です。靴のメンテナンスについても聞いてきたので、本稿の後半で紹介しましょう。
完成したオーダーシューズのでき映えは?
「ビジネスにもカジュアルにも履いていける汎用的な革靴が欲しい」という、ザックリした要望をREGAL日本橋まで持ち込んだのは3月のことでした。通常、注文してから約60日で靴は完成します。5月中に完成の連絡を受けたのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で店舗に足を運ぶことができませんでした。
緊急事態宣言が解除されるのをステイホームでじっと待ち、6月某日、再びREGAL日本橋を訪問しました。対応してくれたのは、前編と同様、渡辺徹店長です。
ここで簡単に、注文内容を振り返りましょう。つま先に革の切り返しのデザインがついたストレートチップで、色はブラウン。つま先には「焦がし仕上げ」と呼ばれ濃淡のアクセントをつけています。また遊び心として、インナー(内張り、中敷)には色鮮やかなレッドを選びました。ソールは革底で、ヒールには摩耗に強いブラックのゴムを嵌め込んでもらっています。さて、どんな出来になっているでしょうか。
目の前に現れたのは、美しいデザインのシューズでした。とてもスタイリッシュな印象。やはり、差し色で使ったインナーのビビットな赤が強いインパクトを与えます。ここで渡辺店長は、注文時の仕様書を手に、パーツに間違いがないかひとつひとつ確認してくれました。
いざ履いてみます。スッと入る足。足型に近い木型で作っているのでフィット感も良好。「立ったとき、歩くときで、靴にかかる圧力が変わります。気になるところはありませんか」と渡辺店長。素手で触診しながら、つま先、足の甲、踵、足幅の状態をチェックしてくれました。
実際に歩いてみた感想は「革靴なのにこんなに楽に歩けるんだ」。足どり軽く、店内を何度も往復してしまいました。ここで渡辺店長は「履き込んでいけば、さらに歩きやすくなりますよ」と笑顔に。