ハードだけじゃない、ソフトも豪華ROG仕様

UEFIもチェックしておこう。ROG STRIXシリーズではおなじみの赤と黒を基調としたメニューを採用。シンプルに情報を表示する「EZ Mode」と、OCなど幅広い設定が行える「Advanced Mode」を用意している。ちなみに、筆者が試す限り、CPUのサポートリストにはないがRyzen 5 1600 AFを取り付けたところ問題なく動作した(UEFIバージョン0205)。もちろん、搭載および動作させるのは完全な自己責任となり、今後のUEFIアップデートなどでそもそも認識しなくなる可能性はあるが、OSのインストールやCINEBENCH R20のベンチマークテストも問題なく行えた。

  • UEFIのEZ Mode

  • UEFIのAdvanced Mode

  • 筆者が試したところRyzen 5 1600 AFも認識、動作した

ソフトウェアで便利なのは総合ユーティリティ「Armory Crate」だろう。Windows 10のインストールと同時に自動的で導入される。このユーティリティを使えば、チップセットドライバをはじめ、各種最新ドライバを自動でダウンロードおよびインストールが行えるので、環境の構築する手間がかなり軽減される。

このほか注目したいのが、「Armory Crate」に追加された、AIを使ったマイクノイズキャンセリング機能「AI NOISE-CANCELING MICROPHONE」だ。これはAIの機械学習を活用してノイズを打ち消すというもの。ボイスチャット時のキーボードの打鍵音などを軽減してくれるので、ゲームのプレイや実況に役立つ機能と言える。テレワークにも便利だ。

  • ドライバ類を自動的にダウンロードおよびインストールしてくれるのが便利な「Armory Crate」

  • ノイズキャンセリング機能「AI NOISE-CANCELING MICROPHONE」も備える

ROG STRIX B550-I GAMINGは小型でパワフルな第3世代Ryzenマシンを自作するのにピッタリと言えるマザーボード。Ryzen 3 3300X/3100を組み合わせ、コストパフォーマンスに優れた小型ゲーミングPCの構築に挑戦してみてはどうだろうか。