左右の大きさが違う!? 足のサイズを測定
どんな靴にするか、が決まったところで足のサイズを測定してもらいました。測ったのは足長と足囲。渡辺さんによれば、誰しも必ず大きさに左右差があるとのことで「両足とも同じサイズの人の方が少ないと思います。そのため左右の靴でへたり具合も変わってきます」。なるほど、納得です。
測定の結果、足長は左足が253mm/右足が249mm、足囲は左足が266mm/右足が263mmでした。測定が終わると、サイズ適合表をもとに最適なサイズを提案してくれます。ちなみにパターンオーダーでは、靴幅も3種類(幅広、標準、細身)から選べます。自分の足の形により近い靴が完成しそうですね。
この機会に、既成の靴を買うときに気を付けるべきことについても聞いてみました。ポイントは、フィッティングするときに踵を靴に合わせた状態で、「足の甲」および「土踏まず」がきちんとフィットしているかどうか。土踏まずが靴のアーチに沿っているか、手で触って確認すると良いとのことです。
そして店内を歩いてみて、つま先が圧迫されていないか確かめます。つま先には1cm~1.5cmの余裕があると良いそう。「くるぶしが当たっていませんか。サイズが合っていないと、靴ずれの原因になります。念のため、前後のサイズも履いてみるのがオススメです」(渡辺さん)。
オーダー完了からお届けまでは約60日間
オーダーに要した時間は1時間ほど、会計はトータルで税込51,700円となりました。仕上がりが今から楽しみでなりません。
ところで、靴のメンテナンスやリペアにも注力しているリーガル。渡辺さんは「お気に入りの靴と、長いお付き合いをしていただきたいというのが私たちの願いです。パターンオーダーシューズだけでなく、既成靴の修理にも対応しています。ヒールが減ったら取り替えられますし、オールソールの貼り替えも可能です。可能な限り純正パーツで修理できます」と説明してくれました。
古いものを捨てて新しいものを買うのではなく、自分の足になじんだ靴を長く大事に履いていく。このリーガルの伝統的なサービスの指針は、現代人のエコな考え方にもフィットしていると感じました。