――リュウソウジャーが最終回を迎えたときのお気持ちを聞かせてください。
リアルタイムで観ました。とにかく感じたのは、リュウソウジャーたちの表情、演技、全てが本当に「集大成」になっていたなと。全員の素晴らしい芝居を画面からビシビシもらえた事で最高の気分になりました。めっちゃ泣きましたよ(笑)。短い期間だったけど、みんなと一緒に居られたことがうれしかったし、語らずとも「ナダ」の存在を感じさせてくれた、愛のある演出の最終回は、本当に僕にとっても「感謝」のひと言に尽きます。
――ナダを応援してくれたファンの方々の声は、どのようなかたちで聞こえてきましたか。SNSなどでもらった応援メッセージの中で、とくに心にグッときたひとことがあれば教えてください。
Twitterで「ナダさん」というワードがトレンドに入り、「ナダロス」という言葉が皆さんから生まれたことがうれしかったです。自分はナダの運命を知っていたので、「このタイミングで死んでしまうなんて、なんて残酷で、なんて粋な演出なんだ」と思っていました。だから尚更、最期のシーンは気合が入ったし、その結果ナダの死をしばらく引きずっていただけたのも、素晴らしい演出のおかげだったな思っています。「復活、ありますよね?」のような希望を感じるメッセージが沢山届いたのがうれしかったですね。CD、聴かなきゃダメですよ。絶対。まぁ聴いたら絶対に「観たい!!!」ってなりますけど(笑)。
――『リュウソウジャー』全体を振り返って、これは忘れられない!という出来事があったらぜひお聞かせください。
第32話「憎悪の雨が止む時」の撮影時、大雨が降ってきて、撮影がストップした時があったんです。本当に大雨で。その空き時間に上堀内佳寿也監督が、レギュラーメンバーと台本の読解を一緒にし始めた光景が頭に残っています。そんな現場、ホントに貴重だしフレッシュな彼らだからこそ、吸収率の良い時に良い現場に出会っていることを、俺の歳になった時に思い返すんだろうなぁとか、一人で妄想していました(笑)。「憎悪の雨が止む時」ってタイトルでホントに現場に雨が降るって、結構な奇跡だと思うのは僕だけですか?
――長田さんが『リュウソウジャー』に出演して、ご自分の中でどんな変化が現れましたか?
基本自分の自己評価はとても低く設定しているというか、周りに「良かったよ」と言われても、うれしい反面「絶対にもっと何か出来たはずだ」といつも思ってしまう性格なんです。おそらくこれから先もこの性分は変わることはないと思っているんですが、物語をかき乱す重要な役を任せてもらい、主人公達を傷つけ、救われ、認め合い、最期は哀しんでもらえるほど愛してもらえるキャラクターに演じ切れたことで「今までこの仕事を続けてきて、信じて取り組んできた事は間違っていなかった」と胸を張れる自信がつきました。
――今後、スーパー戦隊シリーズに出演依頼が来たとしたら、どんな役柄を演じてみたいですか?
やっぱりそうですね、メインキャラをサポートできる「変身しなくても強いヤツ」ですかねぇ。ぜひ、坂本浩一監督で!(笑) でも、正直難しいです。多分「ナダ」が僕の中の理想のヒーローなので、想像がつかないですね。逆に「この難しいキャラ、長田だったらどう料理してくれるんだろうか」みたいな感じで依頼してもらえれば、めちゃくちゃ燃えますね。お待ちしてます!(笑)
ドラマCD『「騎士竜戦隊リュウソウジャー ファイナルライブツアー」おはなしCDスペシャルセット』は東映ヒーローネットにて予約受付中で、7月12日23:59予約受付終了(数量限定のため、早期に終了の可能性あり)。会場で販売される予定だった公演パンフレットに加え、ショーの台本、そして「ファイナルライブショー」の音源を収録したおはなしCDの3点セットとなっている。
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