――現場の雰囲気には慣れましたか。
最初はめちゃめちゃ緊張したんですけど、みんな仲良くお話してくれますし、良い感じに慣れてきました(笑)。特に同世代の理沙(久保田紗友)と真理(傳彩夏)の2人とは「(Nintendo)Switchやってるよ~」みたいな、たわいのない話をしてます。河北麻友子さんとは、河北さんが英語がペラペラで、私は英語がしゃべれないので、適当な英語でお話して遊んでます(笑)。
――ドラマスタート前のインタビューでは、「三浦翔平さんが優しい」と話していましたが、あらためて三浦さんについてお聞かせください。
本当にいろんなアドバイスをしてくれます。アドバイスをくれるときは、コーラをくれるんです。スタート前の取材のときに、「コーラ好きです」って話したのを、覚えてくれていて。すごく心強いですね。
――田中みな実さんや、第2話にゲスト出演された水野美紀さんの“怪演”もかなり話題になっています。安斉さんはそういった演技を受ける立場ですが、いかがですか。
真剣なシーンなのに、水野美紀さんのアドリブで笑っちゃって。でもNG集で、三浦翔平さんが田中みな実さんの演技で笑っちゃっていたのを見て、私だけじゃないんだとちょっと安心しました(笑)。
――撮影ではアドリブも多いんですか。
いや、いっぱい入れるというわけではないんですけど、水野美紀さんはめちゃめちゃ入れてましたね(笑)。アドリブは初めてだったので、ついていくのに必死でした。水野さんの「ピンと来てる!?」というセリフがあったんですが、実はあれもアドリブで。緊張しました。
■田中みな実と水野美紀、現場での様子は
――田中さんや水野さんとは、現場ではどんな会話をされましたか。
2人とも本当に優しい方で、水野美紀さんはカメラが止まると「ははは~(笑)」みたいな明るい感じで(笑)。田中みな実さんもカメラが回ってるときは怖い役なんですけど、それ以外だとすごく優しいです。「大丈夫~? 怖かったよね? ごめんね」みたいな感じで言ってくれて、みんな優しいです。
――ところで、ドラマ内では90年代のファッションやアイテムが登場します。安斉さんは99年生まれですが、90年代のものに触れてどう感じましたか。
音楽もそうだし、ファッションも逆に新しいと思いました。1周回って新しくて面白いです。たとえばディスコの感じとかも、めっちゃ激アツじゃないですか。その感じが再現されていて、タイムスリップした気分になっています。
■ドラマの経験は「絶対に活きてくる」
――安斉さんは今後も音楽活動をしていくと思いますが、今回のドラマの経験は音楽活動にどのように活かせそうですか。
今回のお話をいただいたときから、絶対今後の活動に活きてくるなと思って、お芝居に挑戦させていただきました。具体的なところでいえば、カメラに映ったときの自分の見え方、目線の配り方とか。そういうことは今後、MVの撮影とかに絶対に活きてくると思いますし、周りの皆様を見てたくさん勉強させていただいてます。
――安斉さんが今後挑戦していきたいことをお聞かせください。
楽の部分では、自分の音楽のジャンルを増やしていきたい、広げてやっていきたいなと考えています。
――それでは最後に、今後のドラマの展開をお聞かせください。
ストーリーが進むごとに、ドロドロになっていきます(笑)。セリフもどんどん強烈になっていきますし、1話も見逃さずに見てほしいです。もっとヤバくなるから面白いです(笑)。それに加えて、純愛的な部分も多くなるので、そういう所にも注目してほしいです。
――安斉さんご自身の演技で、見てほしい点はありますか。
このドラマはアユが東京に出てきた初々しさから、スターになるまでの時間軸の長いストーリーです。アユがスターになっていく姿を自分なりに考えてお芝居できたらいいなと思っているので、そういうところには注目してほしいです。そしてアユだけではなくて、周りのキャラクターも一緒に成長していくので、そういうところも見てほしいです。
■テレビ朝日系ドラマ『M 愛すべき人がいて』(毎週土曜23:15~24:05)
13日放送の第4話では、アユとガールズグループ、2組の同日デビューが決定。し烈な戦いの幕が上がる。そしてマサ(三浦翔平)を叩き潰したい大浜(高嶋政伸)が流川(白濱亜嵐)に悪魔の提案を…。そしてついに明かされる礼香(田中みな実)の眼帯の謎――。さらに礼香の愛が常軌を逸した暴走を始める! ABEMAは独占配信中。
■安斉かれん
1999年生まれ。神奈川県藤沢市出身の20歳。『ポス(ポストミレニアル)ギャル』と呼ばれる次世代型ギャルの1人。渋谷の人気ショップで店員として働きながら、デビュー前から多くのファッション・メディアに登場。令和元日の5月1日「世界の全て敵に感じて孤独さえ愛していた」でデビュー。
(C)テレビ朝日/AbemaTV,Inc.