期待の第10世代Coreがついに発売開始!

Intelの第10世代Core「Comet Lake-S」がついに発売された。通常であれば、解禁日時にあわせ、イベントや特価セールでお祭り騒ぎになるところだが、今回は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出ている状況下ということもあって、何も無し。ただ、それでも売れ行きは好調なようで、最上位モデル「i9-10900K」は早々に完売となっていた。

  • Intelの第10世代Core「Comet Lake-S」シリーズ。まずはi9/i7/i5が発売された

    Intelの第10世代Core「Comet Lake-S」シリーズ。まずはi9/i7/i5が発売された

■発売された3モデルの価格
モデル C/T クロック TDP 価格
i9-10900K 10/20 3.7/5.3GHz 125W 72,000円前後
i7-10700K 8/16 3.8/5.1GHz 125W 56,000円前後
i5-10400 6/12 2.9/4.3GHz 65W 26,000円前後

CPUの最上位モデルは、凝った製品パッケージも毎回楽しみなところ。前世代の"サッカーボール"のような派手さはないものの、今回の高級感のあるデザインはショップ側にも好評のようだ。TSUKUMO eX.は、開封する動画も公開していた。

Comet Lake-Sは、最大10コア/20スレッドを実現したのが大きな特徴だ。性能については、いつものように大原氏によるベンチマーク記事が掲載されているので、詳しくはそちらを参照すると良いだろう。

ソケットは第10世代から新しいLGA1200に変更になるということで、CPUの発売に合わせ、対応するZ490チップセット搭載マザーボードも各社から一挙に登場している。Mini-ITXからE-ATXまで、40種類以上もの製品が発売中。ラインナップについては、各ショップの特設サイトなどを参照して欲しい。

・ドスパラ
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_10thgen_intel_cpu

・ツクモ
https://shop.tsukumo.co.jp/features/z490motherboard/

・パソコン工房
https://www.pc-koubou.jp/pc/intel_10thgen.php?pre=bct1892_cam

・パソコンショップアーク
https://www.ark-pc.co.jp/news/article?id=3003156

第3世代Ryzenにエントリー向け新モデル

AMDから、第3世代Ryzenの新モデルとして、「Ryzen 3 3300X」「同 3100」が発売された。Zen 2アーキテクチャの第3世代Ryzenとして、エントリー向けのRyzen 3はこれが初登場。どちらも4コア/8スレッドの製品で、TDPは65Wとなる。価格は、3300X(3.8/4.3GHz)が15,500円前後、3100(3.6/3.9GHz)が13,000円前後だ。

  • AMDの「Ryzen 3 3300X」。1万円台半ばと、コストパフォーマンスに期待できる

  • クーラーは「Wraith Stealth」が付属する。LED非搭載のロープロタイプだ

ロープロ対応のRadeon RX 550カード

MSIの「Radeon RX 550 4GT LP OC」は、ロープロ対応のRadeon RX 550グラフィックスカード。グラフィックス出力はHDMIとDVIのみとなるものの、カードサイズは170×68×38mmと小さく、省スペースPCでの利用に適しているだろう。デュアルファン/2スロット厚のクーラーを搭載。価格は9,000円前後だ。

  • MSIの「Radeon RX 550 4GT LP OC」。補助電源は不要で使いやすい

  • グラフィックス出力は2端子のみ。ロープロ用のブラケットも付属する