今回の収録形式は、技術スタッフに加え、編集、CGや、ADら制作スタッフの努力が結集して実現。「今までやったこともないリモートでの複雑な収録です。ドッキリの要素を大事にした『いきなりテレビ電話、いきなりモニターに嵐が出現!』という状況を作り出すことに苦労しました」と打ち明ける。
各所をリモートでつなぐため、カメラの台数も多い。「前回の放送は、嵐さんに用意したカメラが1人3台ずつの15台。スタジオゲスト(アンタッチャブル・山崎弘也、平成ノブシコブシ・吉村崇、小島瑠璃子)に3台。ドッキリ中継に2台ずつ。その他、テレビ電話をつないだ各所の映像も含めると、25台以上のカメラを駆使しています」
そして、通常セットではなく「合成だからこそ」のポップな世界観を作るため、CG制作も必要。「大変無理難題をお願いしましたが、それぞれを実現してもらうために、スタッフのみんなはすごく頑張ってくれました。また、リモートでの会議、各自個別でのリモートワークもスタッフみんなのプロ意識がなせる業だと感じました」と感謝しながら、「他番組に先駆け、クオリティの高いものに仕上がった自負があります」と胸を張る。
■“嵐がどこにでも行ける”利点を生かす
また、「この状況だから思いついたこともたくさんありました。よく番組で松本(潤)さんがイニエスタ選手の話をされるんですけど、このシステムだったら遠方や海外で活躍されている方とも身近につながれると思っているので、それが今後のゲームに生かせたらいいなと考えています」と構想。
クロマキーにすることで、リモートの嵐を集結させるだけでなく、中継先に嵐が登場するという演出も可能になっており、「CG合成だからこそ、“嵐がどこにでも行ける”という利点は、どんどん生かしたいと思います」と意欲も。「この状況の中でも、できることは全然あると思いました。やりがいを感じて取り組んでいます」と前向きに臨んでいる。