PC ManagerとOneHopでスマートフォンと快適連携
ユーティリティのPC Managerは、ドライバのアップデートやハードウェア診断といった機能を持ちます。電力管理によって、充電を100%まで行わない「いたわり充電」が選べたりと、便利なソフトです。
MateBookならではの注目機能が「OneHop」です。ファーウェイ製のスマホと連携し、キーボードレストの右側に配置されたNFCにスマホを置くと、各種の連携機能が使えます。対応するのはファーウェイ製スマホだけですが、ファーウェイ製スマホを使っているなら、かなり便利な機能です。
OneHopで利用できるのは、画像やオフィスファイルの転送、スマホ画面のミラーリングなどです。使い方は簡単で、写真アプリで写真や動画を選択し、NFC同士をタッチするだけ。
オフィスファイルの場合は、スマホ側で編集(無料オフィスアプリWPS Office)しているファイルが、スマートフォンのタッチでMateBook 13 2020に転送され、PC側でMicrosoft Officeが自動的に立ち上がります。ドキュメントの場合はWord、スプレッドシートの場合はExcelが起動します。
逆に、MateBook 13 2020のMicrosoft Officeで編集している状態でOneHopを使うと、そのファイルがスマホに転送されて、スマホ側でWPS Officeが立ち上がります。用途としては、MateBook 13 2020で編集していたファイルをOneHopでスマホに転送して外出、電車内で編集を続けて社内に戻ったら、またOneHopを使ってMateBook 13 2020に戻して編集を再開する――といった使い方が考えられます。
マイクロソフトのMobile OfficeとOneDriveを利用すれば、最新のファイルをスマホでもMateBook 13 2020でも編集できますが、OneHopの魅力はインターネットを必要としないこと。アカウントの設定なども不要なので簡単です。
OneHopのミラーリング機能では、スマホとMateBook 13 2020をタッチすると接続要求が表示され、許可するとスマホ画面がMateBook 13 2020上に表示されます。スマホ画面をMateBook 13 2020のタッチパッドで操作したり、文字入力をキーボードで行ったりできて利便性が高く、クリップボードの共有機能も便利です。
ファイルの転送機能もあり、MateBook 13 2020からスマホ、スマホからMateBook 13 2020へと、ファイルをドラッグ&ドロップでコピーできるのは強力です。クラウドストレージを使えばPCとスマホでファイル共有できますが、OneHopはWi-Fi Directで転送するため、高速なのがメリットです。アカウントの設定もいらず、接続も簡単なので、MateBook 13 2020とスマホでファイルのコピーが簡単に行えます。スマホで撮った大量の写真を、MateBook 13 2020へコピーするといった場面で有用です。