軽さと安さ、性能の高さで売れてる「iPhone SE」
約4.7インチの液晶パネル「Retina HD」ディスプレイを搭載するコンパクトかつ低価格なiPhoneです。筆者の周りの女性に訊ねると、コンパクトであることよりも「軽い」ことが魅力に感じるという声をよく聞きます。確かに、ハンドリングの良さは現行iPhoneの中でダントツ。iPhone 11シリーズをメインで使っている人も、MVNOや楽天モバイルで安く運用するサブ機としてiPhone SEをゲットしてもよいかもしれません。MacBookやiPadとの“2台持ち”が必要になる外出時には、iPhoneが少しでもコンパクトなほうがフットワークも軽くなります。
低価格モデルながら、iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicチップを搭載しているので、アプリの動作やカメラで撮れる写真や動画のクオリティはiPhone 8以前の世代と比べると格段に優れています。これらの世代の機種からの買い替えは、迷うことなくおすすめできます。iPhone Xには搭載されていなかったeSIM機能もあるので、海外出張の多いビジネスパーソンにもiPhone SEは魅力的なスマホだと感じます。
iPhone SEのポイントをおさらい
- 税込みでも4万円台で買える抜群のコストパフォーマンス
- 小さくて軽い。片手持ちが快適
- マスクをしていても安心のホームボタンを搭載
- iPhone 8用のケースが使える
- Apple Storeの販売価格:44,800円(税別)から
- Apple Trade In(下取りサービス)利用時の価格:29,800円(税別)から
- カラーバリエーション:3色(ホワイト/ブラック/PRODUCT RED=レッド)
- ストレージ容量:3種類(64GB/128GB/256GB)
5G対応のiPhoneを待つ必要はない
現行iPhoneのそれぞれの特徴を大まかに整理してみましたが、iPhoneの最新機種の機能や性能の違いを並べて比較したい時には、アップルのWebサイトにある「iPhoneのモデルを比較する」というページも参照するとよいでしょう。
iPhone 8よりも以前の世代のモデルから、新しい第2世代のiPhone SEへの買い替えを検討しているなら、アップグレードした場合のメリットが分かりやすく紹介されているこちらのページも参照してください。
iPhone 11シリーズと第2世代のiPhone SEは異なる生体認証機能を搭載しているため、スクリーンロックを解除したい場面での使い勝手に違いがあります。指紋認証機能のTouch IDを内蔵するホームボタンが搭載されているiPhone SEは、特にマスクを装着して新型コロナウイルスの感染拡大を防がなければならない今、再び注目を集めています。一方で本稿を執筆している5月上旬時点で一部海外のメディアなどが、次期iOSではFace IDを搭載するiPhoneもマスクを装着した状態でパスコード入力により素速く移行して、スクリーンロックが解除できるように機能アップデートが図られるのではないかと報じています。セキュアなFace IDもますます使いやすくなることを期待したいですね。
日本でもこの春から5Gの携帯通信サービスがスタートしたことを受けて、アップルのライバルが新しい5G対応スマホを相次いで発表・発売しています。5G対応のiPhoneについてもウワサは絶えませんが、基地局数の少なさを考えると、5Gのサービスを私たちが本格的に活用できる時期はまだ少し先になるかもしれません。いま欲しいiPhone、いま必要なiPhoneは「ズバリいまが買い!」といえるのではないでしょうか。