■「お酒の定番おつまみ」ランキング総評

調査の結果、マイナビ会員が最も好きなお酒の定番つまみは、14.1%が支持した「焼き鳥」となった。以下、2位「から揚げ・天ぷら」(10.4%)、3位「枝豆」(8.5%)、4位「刺身」(6.6%)、5位「餃子」(6.4%)までがトップ5となっている。6位には、同率(5.2%)で「チーズ」と「ナッツ類」がランクインした。

その定番おつまみが好きな理由を聞いた。全体に「美味しい」「お酒に合う」という回答が多かったのは今回の調査テーマからも納得の結果だが、それぞれで目立ったワードをピックアップしてみよう。

「焼き鳥」では、「種類が多い」「鶏肉がヘルシー」「家ではなかなか作れない」。「から揚げ・天ぷら」は「サクサク・ジューシー」「揚げ物は美味しい」「油が美味しい」。「枝豆」は「定番」「塩味がいい」「健康的」。「刺身」は「低カロリー」「種類が豊富」。「餃子」は「具やタレのヴァリエーションが楽しめる」などが印象に残った。

それぞれのおつまみとお酒の種類に注目すると、「から揚げ・天ぷら」にはビール・炭酸系。「枝豆」「餃子」はビール。「刺身」には日本酒を推す声が多かった。この点「焼き鳥」は万能選手で、お酒の種類を問わず楽しめる、という人が多いようだ。

次に、男女別の支持率の違いを見てみよう。「焼き鳥」は全体14.1%で、男性18.7%/女性8.3%。「から揚げ・天ぷら」全体10.4%--男性12.8%/女性7.4%。「枝豆」全体8.5%--男性9.0%/女性7.9%。「刺身」全体6.6%--男性7.3%/女性5.7%。「餃子」全体6.4%--男性6.2%/女性6.5%。「焼き鳥」と「から揚げ・天ぷら」、とくに「焼き鳥」の男性支持の熱さが目立つ結果となった。逆に「餃子」はわずかだが、女性の支持の方が高い。実は「焼き鳥」同様、「餃子」も男性の方が好んでいるのでは、という先入観があったのだが、現実は少し違うのかも知れない。

今回上位にランクインしたのは、居酒屋ではおなじみのメニューばかり。行ったら必ず頼む、という人もきっと多いことだろう。居酒屋も日々進化していて、オリジナルな創作料理や専門店も顔負けの本格料理、レアな食材や多彩な調味料を使った凝ったメニューなどで差別化を図っているが、その店の実力がはっきりとわかるのがこれらの定番おつまみだ。安価で美味なおつまみで、みんなで楽しくお酒を飲める日々が1日も早く戻ってきて欲しい、と切に願う。

調査時期: 2020年4月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 518人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません