知らないと損! Magic Keyboard、3つのTips
Magic Keyboardを数日使い込んでみて、筆者が発見したTipsをいくつか紹介したいと思います。
iPad Proのカメラで写真や動画を撮ったり、AR空間にカメラを向けるときには、意外にもMagic Keyboardを装着したままのほうがよいと感じました。両方の手でiPadのディスプレイをしっかりとつかみ、肘から上の部分でキーボードを挟み込むように構えると、iPad Proを裸で持つよりもグリップ感が安定します。ゲームはコンテンツにもよると思いますが、やはりMagic Keyboardを着けたまま膝の上に乗せると「Asphalt 9」のようなレーシングゲームはハンドル運びがスムーズになりました。
Apple Pencilによる入力は、Magic Keyboardを装着したままでもアイコンを選択したり、メモを走り書きする程度なら十分にできます。ですが、やはり本格的にイラストを書いたり、精密な図面や3Dオブジェクトを描画する作業は、iPad Proを外して平置きにしないと難しいかもしれません。
Smart Keyboard Folioは、iPad Proを装着したパネルの背中にキーボード側のパネルをぐるっと回すと背中合わせになるので、そのまま平置きにしてApple Pencilで本格的なクリエイティブワークにスイッチできます。iPad Proを屋外に持ち出す際に、Apple Pencilによる作業がメインになることが先に分かっている場合は、Smart Keyboard Folioに付け替えてから出かけるとよいでしょう。
そしてもうひとつ、Magic Keyboardを装着するとiPad Proをフローティングポジションにしたまま動画が見られるので、映像への没入感が高まるだけでなく、内蔵スピーカーによるサウンドがよりクリアに聴こえるようになります。Smart Keyboard Folioのように、iPad Proとキーボードが互いに密着していると、スピーカーの振動がそのままテーブルの上などに伝わってしまい、音の輪郭が少しにじんでしまう場合があります。Magic Keyboardならば、ビデオ会議の音声も内蔵スピーカーでより鮮明に聴こえるので、ぜひ試してみてほしいと思います。
新型コロナウィルスの感染拡大は1日でも早く収束することを願うばかりですが、この機にビデオカンファレンスなどの在宅リモートワークを快適にできる環境は整えておきたいもの。精度が高く、疲労感も少ないMagic Keyboardの完成度には、あらためて太鼓判を押したいと思います。
Cellular+Wi-Fiモデルを選んでSIMカードを装着すれば、いつでもどこでもオンラインワークができる点も、MacBookシリーズにはないメリットとして見逃せません。Apple PencilやAirPods Proなど、iPad Proとスムーズに連携するアップル純正のアクセサリーをそろえて、ハイエンドクラスのノートPCを超える強力なワークステーションを手に入れてみてはいかがでしょうか。