本来は「一汁三菜」と言われるようにバランスも大切なのですが、自炊初心者はそうも言ってられないと思います。まずはお腹いっぱいになれる食事を作ってみるところからスタートしてみましょう。
ということで、以下では筆者が選ぶ「にゃんたこ自炊飯」3選をご紹介。調味料の分量は、にゃんたこさんの流儀に則り、各自お好みでお願いします。
底辺バター飯
作り方:
温かいご飯に、かつおぶし、バター、出汁醤油をかけ、混ぜるだけ。底辺の名にふさわしい簡単さなのに、バター醤油の風味が無限に食欲を誘います。
にゃんたこさんコメント:
「パチンコに負けた時によく作ってた料理なんですが、お金がなくても人間はバターと醤油さえあれば生きていけるんだと確信した料理です。夜食にも良い」。
10秒チャージ飯
作り方:
豆腐を手で崩してボールへin。そこへ、塩昆布、ツナ、刻んだネギとキュウリ、出汁醤油、粗挽き胡椒、マヨネーズをinし混ぜる。丼いっぱいの炊きたてご飯にかけ、さらに上から鰹節、青ネギをかけたら完成です。
にゃんたこさんコメント:
「キュウリはたまたま冷蔵庫に余ってたので適当に入れましたが、なくても美味しいです。ていうか普段キュウリ入れてないです。一味かけても美味しいです」。
人間賛歌トマトリゾット
作り方:
お米、水、トマトジュース、玉ネギとニンジンを細かく切ったもの、にんにくのすりおろし、ツナ缶、ナツメグの粉末、固形コンソメを炊飯器に入れてお粥モードにして炊飯。炊きあがったら、粗挽きこしょう、スライスチーズ、粉チーズ(たっぷり)、味が足りなければ塩を入れ、混ぜます。
にゃんたこさんコメント:
「味が薄かったらコンソメを多めにするか、塩を入れた方が味が整いそうですね。動画ではだし醤油を追加してますが、ちょっと合わなかったです」。
最後に、にゃんたこさんが考える、「自炊の魅力」について聞いてみました。
「自炊は、自分の生活を守ってくれる、というか、大事にさせてくれます。コンビニ弁当もマクドナルドも、もちろん大好きなんですけど。一人しかいない静かな部屋で、冷凍ご飯を解凍するために回ってるレンジのチリチリって音とか、野菜を切るときに包丁がまな板に触れる音とかって、実はめちゃくちゃ心地いいんです。
例えば交差点でふわっと風に乗ってきた香水の匂いに、優しかった大切な人の背中を思い出したり、バーで流れてきたMr. Bigに夜ごと弾いたエレキギターを思い出したり……。自炊もいずれ、そういう大切な記憶を呼び起こす“トリガー”みたいなものになるかもしれないですよね。だとしたら、最高だなって思います。
毎日『底辺バター飯』食べてた時、まじでお金なくて犬の散歩ばっか行ってたな~とか(笑)」。