ダンス&ボーカルユニットのONE N’ ONLY(ワンエンオンリー)が4月15日、自身初となるアルバム『ON’O(オー・エヌ・オー)』をリリースする。
ONE N’ ONLYはグローバルトレンドを彷彿とさせる “攻めるダンス・ボーカルサウンド” が特徴的な6人組で、デビュー1年半というキャリアながら、2ndシングル「Dark Knight」がオリコンウィークリー及びBillboard JAPAN HOT 100において1位となり、2冠達成。続く3rdシングル「Category / My Love」でも2作連続でオリコンウィークリー1位を獲得した。
またYouTubeに公開されたミュージックビデオはアジア・南米・欧州など世界各地からアクセスがあり合計再生回数は1,000万回を超えるなど国内ダンス・ボーカルグループの中でも突出した勢いをもって快進撃を続けている。
今回は、1stアルバム『ON’O』について彼らにインタビュー。前半では楽曲に込めた想いを中心に話を聞いたが、後半では「東京ドーム」「海外公演」など尽きない今後の目標など、様々な話を紹介していく。
■リリースされる曲は“6人の意思表示”
――ボーカル、ラップパートの皆さんへお伺いします。今回は皆さんの中で“挑戦だった”と思う事を教えてください。
HAYATO:僕はラップの一環として、セリフパートに初挑戦しています。
TETTA:HAYATOのセリフパート、鳥肌が立ちました! ONE N’ ONLYとしても初めての取り組みだったから、何度も何度も録り直ししたり、頑張っていたよね。
HAYATO:実は普通のラップよりも苦戦しました……。ラップはビートに乗りながら気持ちを口にできますが、ビートがない中で気持ちを入れて歌う事はとても難しくて。
TETTA:僕はボーカルとしてより曲の世界観を伝えるため、技術面で色々工夫を重ねたりと、チャレンジをしました。例えば「Shut Up! BREAKER」はメッセージ性が強いので、それを伝えるために歌うというよりは、魂で叫んで伝えるような表現方法を選びました。また「Breathe」はとてもセクシーな世界観の曲なので、例えば深い吐息を歌詞の終わりに入れたり、歌い方もそちらに寄せたりするなど、より効果的な表現を引き出すために、色々試行錯誤しました。結成当初は今のような余裕もなかったので、ずっと聴いてくださっている方には、歌い手として成長の過程も楽しんでいただけるのでは、とも思っています。
REI:今回はボーカル全員で、全曲を通して「ONE N’ ONLYの世界観を伝えること」を念頭にレコーディングに挑むべく、始まる前に集まって意見を持ち寄り、意識合わせの話し合いを行いました。
例えば「Shut Up! BREAKER」は、先ほどTETTAが言ったように、サウンドの強さとストレートな表現が特徴だなと僕も感じていたので、歌うよりも叫ぶという表現の方向性を全員で確認し合った上で、レコーディングに挑みました。またバラードなどの優しい曲をはじめ、様々なジャンルの曲が増えたので、その都度、曲の解釈や技術面についても話し合ったりしました。
これはボーカル担当、そして6人全員が納得して、リリースした曲が僕たち全員の「意思表示」となることを目指すためです。今後もこうして話し合いは続けていきたいと思いました。そのために、日ごろから些細なことでも意思を伝え合うようになりました。そうした積み重ねが、表現にも出てくると思っています。
EIKU:「Shut Up! BREAKER」は、TETTAくんとREIくんと話し合って方向性が決まり、僕はこれまで以上に強い自分を見せていくため、力強さを大切にして歌いました。周りから自分の声を「ハスキーだ」と褒めていただくこともあって、今回はその強みを最大限に活かすことも意識しました。
また、「もっと大きな愛で包み込むから...」「Destiny」もこれまでにないジャンルのバラードで挑戦が多かった曲です。ONE N’ ONLYは攻撃的な曲が多く、バラード曲でもリズム感のあるものが多かったんですが、この2曲はメロディにアコースティックギターやピアノが入っていて雰囲気が異なっていたし、バラードは歌い方1つで世界観が全く変わってきてしまうので、色々試行錯誤をしながら曲を作り上げることができて、とても勉強になりました。
■ラップ初挑戦・NAOYAのプロデュースに、TETTAが立候補!?
――ちなみに今回ラップに初挑戦されたNAOYAさんですが、挑戦してみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
NAOYA:以前からHAYATOに誘われてはいたのですが、新体制になって、これを機にやってみようかなと思いました。元々EBiSSHでラップも歌ってはいたのですが、ONE N’ ONLYのようなカッコよさや強い声を求められる曲では挑戦したことがなかったので、難しさはありながらも、新しい自分の表現に出会う事ができたと思っています。僕はメロラップが好きなので、今後機会があれば、そうしたものにも挑戦してみたいなと思っています。
TETTA:俺、NAOYAにはラブソング系のラップやって欲しいな! NAOYAの厚い美しい唇がラブソング向きかなと思ってるんだよね。
REI:見た目が理由かよ!(笑)
TETTA:あと、NAOYAは聴いた人をキュンとさせる声を持っているので、絶対ラブソング系が似合うと思ってるんです。僕、プロデュースします!(笑)
NAOYA:……TETTAにプロデュースされるのは、絶対イヤです(笑)!