自由度の高いスタンドに加えて別売りVESAディスプレイアームなどにも対応

スタンドはもちろんツールレスで組み立て可能。しっかりとした太さ、ベース部の広さがあり安定性が高い。スタンドの重量は1.8kg。本体と合わせた重量は6.4kg程度。昔のディスプレイよりははるかに軽いが、現在のものとして見るとやや重量がある。ただしその分、グラつきが少ないのは確かだ。

  • スタイリッシュなスタンドは機能性もよい。ベース部のサイズは245×185mm。奥行きに関しては本体を取り付けても基本的に185mmに収まる

高さ調節は130mmで、チルト角は-5°~21°、スイベルは-45°~45°、時計回り反時計回りのピボットにも対応している。チルト角は平均的だが、スイベル、ピボットなどにも対応するように多機能で、高さ調節も130mmならデスク上に置いて柔軟な調節が可能と言ってよい。

  • ディスプレイの高さ調節は130mm。高さは引き伸ばし時で512.9mm、圧縮時で382.9mm

  • チルト角は-5°~21°

  • スイベルは左右45°

  • ピボットにも対応する

スタンド軸の中央にはケーブルマネジメントホールもあり、各種ケーブルを通せば束ねてまとめることができる。もちろん必要に応じてケーブルタイなどを併用すればデスク上はかなりスッキリとさせることができるはずだ。デザイン上でのアクセントにもなっている。

  • 背面接続のケーブルをマネジメントホールに通せばスッキリ

また、スタンドはVESA準拠となっており、スタンドを外した状態では100×100mmのVESAマウントホールが利用できる。ディスプレイアームなど、可動範囲をさらに広げたい場合などではここを利用できる。本体もスタンドなしの状態で4.2kgなので、ごく一般的なディスプレイアームで対応できる範囲に収まっている。

  • スタンドを取り外せば一般的な100×100mmのVESA規格のスタンドやアームを利用できる

Type-Cだけじゃない、このスマートさを体験したら戻れない

ディスプレイを選ぶ条件としては、画面サイズや解像度、パネル駆動方式などが大きいと思われるので、そこは別としよう。その条件に合致したとすれば、U2520Dは機能、デザイン、利便性という点で非常に洗練された製品だ。デジタルハイエンドシリーズなので、激安モデルと比べれば一つ上の価格だが、ここまで紹介してきた機能、スペックを考えればコストパフォーマンスはよい。

やはりオススメとなるのはDisplayPort Alt-Mode、USB PDといったUSB Type-Cによる快適さ、スマートさ、未来感だ。これらの機能に対応したPCをお持ちであれば、U2520Dは有力な選択肢になるだろう。