小さめおにぎり&ちょこっとおかずで完食を目指そう弁当
はじめに紹介するのは、少食な子でも完食しやすい小さめおにぎりと、ちょこっとおかずにポテトサラダや市販のからあげを入れたお弁当。
枝豆入りのおにぎりは、1つ40~50gで作っています。小さなお子さまには、持ちやすく2~3口で食べられるサイズがポロポロこぼれにくいのですすめです。
海苔を巻かないおにぎりはおかずカップに入れてあげると、他の食材とくっつくことなく手に取りやすいです。
ここでマフィンカップ使用です。ポテトサラダのように、スプーンですくって食べたいおかずを入れるのに向いています。
今回、市販のからあげは、半分に切って入れています。そのままだと小さなお弁当箱に詰めるには大きくて飛び出してしまったり、隙間ができたりする場合は臨機応変に。詰める途中でカットしてみてください。
おかずは、色々な種類を少しずつ入れました。お弁当を食べきれた時は、お子さまにとっても嬉しいものです。
私のやってしまった失敗談(汗)。せっかく作ったのだからとたくさん詰めすぎたお弁当を子どもに持たせてしまい、食べきれなくて泣きながら園から帰ってきたこともありました。以降、食べきれる量で達成感をと気を付けています。
最後にフルーツです。匂いうつりが気になる場合は別の容器に入れることをすすめします。でも1つのお弁当箱に入れたい時はおかずカップで仕切って入れます。
シンプルなお弁当はピックを刺してかわいくしても良いですね。(園によってはピック使用禁止の場合もあるようですので確認してご使用ください)。
市販品メインのオシャレなハンバーグ弁当
続いて、市販のおかずをワンポイントでかわいく見せるコツを紹介します。
冷凍食品のなかでもひと手間でグッとオシャレになるのが『網目ハンバーグ』
冷凍ハンバーグを表示通りレンジ加熱し、細く切ったチェダーチーズを網目状にハンバーグの上に乗せて冷めるまで待ちます。
※チーズの溶け具合が甘い時は追加で5~10秒再加熱してください。
ハンバーグが熱いうちにチーズ部分を触ると、チーズ部分が崩れてしまうのでハンバーグが冷めるまで待ってからお弁当に入れることをすすめします。
ワックスシートを敷き、おにぎりから詰めていきます。そして、最後にデザートを入れる予定なのですが、場所確保しておきたかったので空のマフィンカップを置いておきます。
市販のピックもかわいいですが、私はよく使うのが、つまようじとマスキングテープで手作りしたピックです。好きな柄で簡単に作れちゃいます。
最初にお伝えした基本の詰め方だとおにぎりを詰めた後にハンバーグなのですが、かわいい網目が目立たなくなってしまうのでちょっと詰め方アレンジ。主張しすぎないシンプルな製菓用のカップを敷き、ピックを刺した枝豆をおきます。
後ろに枝豆ピックと下に製菓用のカップを敷いてあることで、メインの網目ハンバーグを立てかけて詰めることができます。
隙間に入れるサブおかずのキャンディチーズや手作りピックを刺したりんご、トマト、デザートを入れていきます。サブおかずは用意しておくとお弁当の彩りにもなりますが、隙間埋めにもなるのでお弁当の中身が偏らないという良い点も。我が家では、枝豆、ミニトマト、キャンディチーズを常備しています。
仕上げにもうワンポイント! 竹串(つまようじでも可)にマヨネーズを少量付け、おにぎりの海苔部分にチョンチョン。
竹串の先に白ゴマを付けマヨネーズを付けた部分に乗せていきます。小さなアクセントですがかわいいと喜ばれます。
走ってもたぶんきっと崩れない!? 仕上がりキレイなそぼろ弁当
元気いっぱいの子どもたちは、走ったり揺らしたりと食べるまでにお弁当の中身がぐちゃぐちゃになってしまうことがあります。そんな悩みを解消する鶏そぼろ弁当の詰め方のコツを紹介します。
子どもたちが好きな鶏そぼろは、汁気のあるまま詰めると、他の食材に色うつりや汁もれの原因に。
汁気の多い食材は、煮詰めて水分を飛ばす、茶こしで汁気を切る、キッチンペーパーで水分を吸い取るなどして入れましょう。
ご飯は粗熱を取り、早めにお弁当箱に詰めていきます。時間が経つと冷めて水分が抜けてしまうので形を変えにくくなってしまいます。
そうなる前にお弁当箱の形に合わせて詰めましょう。ご飯の蒸気や熱で他のおかずが痛むこともあるので、他のおかずを入れる前にしっかり冷まします。
いよいよそぼろを詰めていきます。定番の卵そぼろと鶏そぼろを乗せていきます。黄色と茶色がキレイに分かれているようにするために、お弁当箱の上に竹串を乗せて目安を付けてから乗せています。
そぼろを入れた後、もうひと手間。ラップを乗せ、ソーーーっと軽く表面を押します。そうすることで崩れにくく仕上がりもキレイになります。
これだけではさみしいかな?? と思った時の簡単お花にんじんのご紹介。にんじんの飾り切りって慣れないうちは難しいですよね。私もできるようになるまでに時間がかかりました。
今回のお弁当に入れたお花にんじんなら型と細いストローがあれば簡単です。輪切りした茹でにんじんを花形で抜き、さらに花びら部分を細いストローで丸く抜けば出来上がり!
フルーツ入れも一工夫。変色しやすいりんごは、塩水やレモン汁にサッと付け、水分を拭き取った後にラップに包んでから入れると、食べる時にも手に取りやすく匂いうつりしないのでおすすめです。
最後に
私のお弁当作り歴も9年目に突入しました。とはいえ、3人の子どもたちが皆小学生になり、小学校は給食なのでお弁当を作る機会はガクンと減っています。年に数回の校外学習や、習い事のキャンプ、部活動時のお弁当といったところでしょうか。慣れても、作る回数が減っても、それでも朝はつらいなあと思う時があります。
つらいなあと思いつつも、この苦手食材をどうやったら食べてくれるようになるだろうかと考える時間や、「こんなお弁当が良いの」と子どもたちからのリクエストを聞く時間、お弁当を持たせた日は、帰ってきてからの感想を聞く時間は楽しみで私のやる気を引き出してくれます。
お弁当作りは、作っている時だけでなく、前後でも子どもたちとのコミュニケーションのきっかけになってくれているように思います。そんな子どもたちとの愛おしい時間をこれからも大切にしていきたいです。
今まで、お弁当作りで便利なアイテムや詰め方、簡単アレンジおかずなど色々をご紹介しましたが、成長過程と共に、量や好みが変わっても続いていくお弁当作り。続いていくものだからこそ、頑張りすぎず上手に便利アイテムを取り入れて楽しんでもらえたらと思います。
皆様のお弁当作りのお役に立てたら嬉しいです。