昨年“ロケバス婚”で世間を驚かせた女優の新川優愛が、きょう2日にスタートする読売テレビ・日本テレビ系『ギルティ~この恋は罪ですか?~』(毎週木曜23:59~)で、結婚後初のドラマ主演に臨んでいる。
新婚ながら、「高校時代の初恋の元カレへの思いが再燃する既婚者」という役を演じることに、本人は「役は役」と割り切るが、セリフ合わせの相手をしてくれるという夫は…。プライベートの環境が変化しての心境などを含め、話を聞いた――。
■「これをやるのは大変そうだな…」
――原作を読んでの印象はいかがでしたか?
爽という役をやるのが決まってから読ませていただいたので、爽の目線になることが多かったんですが、台本ができ上がる前から「これをやるのは大変そうだな…」と思いました(笑)。いろんな試練が爽に降りかかってきて、どう演じるんだろうという不安もありつつ、そのときはまだ共演者の方も決まっていなかったので、どんな方が旦那さんや元恋人の秋山を演じてくれるんだろうと楽しんだり、いろんなことを考えながら読みましたね。
――神尾楓珠さんは「ここまでドロドロした話は初めて」とコメントされていました(笑)
私もそうですね。恋愛だけのドロドロだけではない、ドロドロの種類がいろいろとあって(笑)。でも、現場は楽しいですよ。(友人役の中村)ゆりかちゃんともよくおしゃべりするし、みんな和気あいあいとして楽しいです。
――作品の雰囲気から切り替えてらっしゃるんですね。
作品の雰囲気に、いい意味で引っ張られるのも大事だと思いますが、そのまま引っ張られていたら現場がどんどん暗くなって大変なことになってしまうと思うんです。休憩中のときくらいはみんなで仲良く話したいという思いから、私はいろんな人としゃべるようにしていますね。
――そこは座長として、現場の雰囲気を作っているんですね。
おいしいご飯もおいしくなくなってしまうので(笑)。休むときは休んでみんなでワーキャーして、お芝居が始まったら切り替えるというのを考えてますね。
■お互いに協力しあってこその夫婦
――ご自身の役についての印象はいかがですか?
結婚しているという役が今まで少なかったんです。学園ものからやらせていただいて、それが大学生になって、新入社員になって、こうして結婚している役をやるというのは、20代後半に差し掛かってそういう設定もできる年齢になってきたんだなと思うと、うれしかったりもしました。
――それでも、新婚のこのタイミングで、「夫と初恋の人との間で心が揺れ動く」という役を演じるというのは、どのような心境になるのでしょうか?
プライベートはプライベート、役は役なので、あまりそのことについて考えてはいなかったですね。ただ、前半に自分のセリフが結構多くて、1人で覚えきれないときに、夫に「ちょっとセリフを合わせてほしい」と台本を預けてお願いするんですけど、夫は「これ、どうなっちゃうの!?」「怖いよ~」って言いながら付き合ってくれています(笑)。物語的に、女性より男性のほうが怖いと感じるお話なのかなと思いますね。
――ご結婚後初の主演ドラマとなりますが、以前と仕事に臨む意識が変わった部分はありますか?
プライベートの環境が変わったからといってお仕事に対しての気持ちは変わりませんが、やっぱりサポートしてくれる人がいるというのは、物理的に助かりますね。帰ってお風呂が沸いていると、次の日が早いとその分寝られるとか、お洗濯をしてもらえると30~40分遅くまで寝ていられるとか、そういう部分から精神的にも楽だなと思える部分があります。
――旦那さんも積極的に家事をしてくれるんですね!
ほかの人にもびっくりされたんですけど、それは当たり前だと思うんです。うちはお互い働いているから、できるほうが家事をやるというシステムなんですよ。だから、私に時間があるときはもちろん全力で精いっぱい支えますし、お互いに協力しあってこその夫婦だと思っているので。