SNSで多くのフォロワーから支持されるインフルエンサーに、過去・現在・未来のお話を聞いていく本企画。今回は、アイドルオーディション「ミスiD 2019」で注目を集め、イラストレーターとして活動する「ふゅ」(@px2_ar)さん、そしてふゅさんの活動をさまざまな面からサポートする「ゆえ」(@imaya_tomo)さんにも登場いただきます。
――ふゅさん、インタビュー前に恐縮なのですが、お名前の読み方は「ふゆ(FUYU)」さん? どう読むのが正解なのでしょう? そもそもの質問になっちゃうのですが、気になっているファンもいると思うので教えてください
ふゅさん:正確にはふゅ(FYU)、なんです。パフューム(PERFUME)の、ふゅ(笑)。でも「ふゆ(FUYU)」と呼んでくれる人も多いから、それはそれでいいんですけどね。「ふゅ」の由来は、ある日突然、これにしようと思って。もともとは本名の下の名前にしてたんですけど、名前を「ふゅ」にしているときにバズってしまって、フォロワーが増えたから、これで本名に戻すのも……と思って、そのままなんです。
――もともと、絵を描いていたんですか? 「国語は5だけど、美術は3で……」みたいなツイートをされてました
美術の成績は3だが国語は5というのがわたしの絵の全てを物語っています
— ふゅ🐇🥟 (@px2_ar) February 29, 2020
学校の美術は嫌いなんですけどね。ただ、お絵描きは好きで。作品を作るというよりは、落書きの延長みたいな感じで絵を描いていました。絵よりも、文章へのこだわりのほうが強いですね。
――今のような、セリフをイラストに入れるスタイルは、いつ頃からはじめられたんでしょう?
大学1年生の終わりか、2年のはじまりぐらいのときに、すごく好きな人ができたんです。その好きな人とうまくいかなくて、連絡が返ってこなくなって……。それを言語化したのが、きっかけかも。「カップラーメンだって3分でできるのに、お前は全然返事を返さない」っていうような内容で(笑)。それでバズったツイートを、ミスiDのひとつ上の年の子たちが見てくれて。それでフォロワーも1千、2千人ぐらいになって。
最初は、食べ物をテーマにして、友達向けにイラストを描いたりしてたんですけど、それだと限界が出てきて「食べ物じゃなくていいか」ということで、ふと思ったこととか、うまいこと言うセリフを描くようになったのかな。時系列は、ちょっと曖昧なんですけど。
――バズるまでのツイッターは、それこそ友達とコミュニケーションを取るのがメインの使い方をしていたんですか
当時仲良くしてた子に、アイコンを作ってあげるとかしてました。そんなに友達も多くなかったから。30人とかだと描ききれないけど、5人くらいだったらと……。好きな食べ物を聞いて、アイコンを描いてあげるみたいな感じでした。
――じゃあ、突然バズってびっくりでしたね