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■「関西色を消さな」の声にも負けず自分らしく

昨年4月に東京に拠点を移してからまもなく1年。東京に進出して感じた大阪との違いを尋ねると、亜生は「僕はほんまに劇場好きで、大阪のときは(自分の出番が)ない日も劇場に行って芸人仲間で集まって、『ご飯食べに行こうか』とか。でも東京は、電車で来ている人も多いし、みんなすぐに帰ってしまい、たまり場がない。そこはちょっと寂しい。大阪があまりにも家族すぎて」と劇場を愛する亜生らしい回答。

昴生は「大阪の芸人さんは、俺が絶対一番笑いとったるっていう人が多い。前へ前へっていうのが強すぎてぐちゃぐちゃになることもありますけど、それも良さかなって。東京の人はあんまりそういうのがない」と芸人のタイプの違いに言及し、「でも東京は東京でそれもええし、だからこそ僕とか、東京で仕事を始めたときは『関西やな』って言われて」と話した。

そして、「『東京で成功するにはお兄ちゃんの関西色を消さな』って言われたりしたんですけど、何にも変えていません。(関西色の)消し方わからへんし、ずっとこのスタイル」と昴生。「貫くというか変え方がわからない。フジモン(藤本敏史)さんにも相談したんですけど、『東京の人が僕の人間性やスタイルを理解してくれるようになるから変えんでええと思う』って言ってくれて。フジモンさんも変えてないって」と藤本のアドバイスも明かし、「変えることは考えてないです。自分を偽ったらしんどいですしね」と自分らしさを貫く。

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■インタビュー中にボケ連発「少しでも笑いを…」

東京進出後も、「やっていることはそんなに変わらない」という2人だが、出演イベントの幅は広がったそう。亜生は「今まで行ってなかったところで漫才ができる。関東とかいろんなところに行けるので、それは楽しいです」と話し、昴生も「広がりましたね。漫才が全国いろんなところでできるようになりました」と同調した。

また、亜生は「芸能人に会えます! マジで芸能人がすぐ近くにいます!」と目を輝かせ、昴生も「ここ1週間で、木村拓哉、織田裕二、広瀬すず、石原さとみですよ! 大阪おったら会えないですよ。これはうれしい」と大喜び。続けて、「あと、移動が少なくなった。大阪にいたときは、東京と大阪の仕事が半々くらいだったんですけど、東京に来てから大阪の仕事は劇場だけになったので、家族と過ごせる時間が増えました」と、幸せな夫婦の時間が増えたようだ。

すると亜生が「そうなんですよ。ありがとう」とボケて笑いを誘い、昴生が「お前のことじゃない! いらんボケしよって!」とすかさずツッコミ。インタビュー中にところどころボケを挟んでいた亜生は「舞台に立ってへんから、少しでも笑いを取り込んでおかないとカサカサになっちゃう。(インタビューも)僕にとってはライブ!」と記者の笑いをも取り込む。観客の笑いに飢えているミキが、新型コロナウイルスの収束、そして公演再開を待ち望んでいる。

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