――初めてのお芝居ということで、台本のセリフを覚えるのもたいへんだったのではないですか。

そうなんです。一番初めのときは演技そのものがわからなくて、まわりの方たちにいろいろ教えていただきました。台本を覚えるにしても、僕自身記憶力がそれほどいいわけではないので、動きに合わせて少しずつ頭の中にセリフを入れていきました。台本を読みながら「この場面での充瑠の心情はこうだ」と理解しつつ、時間をかけて覚えていったところがあります。

――撮影所に初めて行ったとき、どんな感想を持ちましたか。

すごく広くて驚きました。どこもかしこもスタジオやセットがあって(笑)。はっきりとは思い出せないですが、いつもテレビで観ていたような景色もあって、ちょっと感激していました。

――スーパー戦隊のヒーローですから、激しいアクションシーンがあると思いますが、アクションに臨む際のお気持ちはいかがですか?

充瑠は『エピソードZERO』では、他のみんなのようにアクションをすることがないのですが、テレビ放送の第1話では動きのあるシーンをお見せできたと思います。体を動かすのが好きなので、どんどんアクションには挑戦していきたいと思っています。ダンス&ボーカルグループに属していることもあって、ダンスを前面に出したり、リズム感を活かした動きがお見せできたらいいなと期待しています。

――キラメイジャー5人のチームワークについてはいかがですか?

僕が最年少で、いちばん上の(水石)亜飛夢(キラメイブルー/押切時雨役)くんとは7歳離れているんです。メンバーはみんな優しく接してくださって、僕はすっかり"弟"キャラとしてかわいがられている感じかな(笑)? 亜飛夢くんは僕が演技のことで相談すると、丁寧に教えてくれたりして、本当に優しいんですよ。

――また、キラメイジャーそれぞれの"相棒"として5つのキラメイストーン="魔進"が登場しますが、キラメイレッドの相棒である「魔進ファイヤ」について教えてください。

充瑠は「自分にはキラメンタルなんてないよ」なんて、物事をネガティブにとらえることのある高校生ですけど、魔進ファイヤは真逆の性格で、とにかく自信まんまんなんです。充瑠はファイヤから「お前もキラキラしているぜ!」と元気づけられたりします。いい相棒なんです。