スーパー戦隊シリーズ第44弾として2020年3月8日より放送された新番組『魔進戦隊キラメイジャー』とは、不思議なパワーを秘めた宝石「キラメイストーン」と共鳴する5人の若者が、地球を汚すため暴れ回るヨドン軍を相手に戦いを繰り広げる物語である。
キラメイジャーは輝く精神の源"キラメンタル"を高め、相棒の"魔進"たちと力を合わせてヨドン軍に挑んでいく。今回の単独インタビューは、キラメイレッド/熱田充瑠を演じる小宮璃央が登場。他の4人のキャラクターがそれぞれ、すでに各方面で優れた実績を上げているのに対して、充瑠は絵を描くことが大好きなだけの平凡な高校生として描かれる。しかし充瑠は、誰よりも強いキラメンタルを持っており、無限の可能性と想像力でキラメイジャーにさらなる力を与える存在だった。充瑠と同じく現役高校生の小宮に、充瑠役にかける意気込みや憧れの"ヒーロー"になった感想など、フレッシュそのもののコメントの数々をいただいた。
――小宮さんは『キラメイジャー』で俳優として本格的にデビューとうかがいましたが、1月16日に行われた制作発表記者会見のステージでは堂々とされていて、初めてという感じがしなかったですね。
そんなことないですよ。かなり緊張していましたから(笑)。
――現在17歳という若さの小宮さんですが、もっと幼かったころはどんな「スーパー戦隊」がお好きでしたか?
『侍戦隊シンケンジャー』(2009年)が大好きでした。シンケンレッドを演じられた松坂桃李さんがとてもカッコよくて、玩具でよく遊んでいた思い出があります。そう思うと、いま僕がスーパー戦隊のレッドを演じるなんて、信じられない感覚です。
――充瑠役が決まったことを、どのようにして知りましたか。
事務所の社長とマネージャーから教えてもらいました。最初は「舞台の仕事が決まったから事務所に来てくれ」と言われて、普通に事務所に行ったんですが、そこで「役は"レッド"です」と『キラメイジャー』が決まったことを知らされたんです。プチサプライズみたいな感じで(笑)。それを聴いた瞬間は、涙が出るほどうれしかったです。
―――子どものころから好きだったスーパー戦隊のヒーローになれるんだ、という実感がわいたのはどのタイミングですか。
役が決まってからメンバーの顔合わせがあり、それから撮影に入るのですが、最初のうちはまだ実感がなくて、制作発表記者会見をやったことによってようやく「1年間、頑張ろう!」という意識が高まってきたように思います。
――小宮さんが演じられるキラメイレッド/熱田充瑠はどんなキャラクターなのでしょう。
キラメイジャーに選ばれた他の4人はみな、すでに各分野でキラキラと輝いていて、すばらしい実績を残しているのに対し、充瑠だけはどちらかというと地味な、絵を描くことが好きという平凡な高校生なんですが、内に秘めた"可能性"がすごいという設定なんです。
――充瑠と小宮さんに共通している部分はありますか?
普段地味なところが似ているかもしれません。僕も学校ではあまりしゃべらないほうなので(笑)。ただ、充瑠は何かにひらめくと「ひらめキ~ング!」と叫んで、いきなりテンションが上がって人が変わったようになるんです。
――映画の『魔進戦隊キラメイジャーエピソードZERO』と第1、2話を手がけられた山口恭平監督の印象はいかがでした?
山口監督はすごく優しかったです! ホン読み(台本の読み合わせ)から撮影開始までの期間、付きっきりで何度もアドバイスをいただきました。「こうしたらどう?」という指示が的確で、本当に勉強になりましたね。