――1月16日に東京ドームシティシアターGロッソで行われた『キラメイジャー』制作発表記者会見を終えたときのご感想をお願いします。

あのときすでに撮影は始まっていたんですが、記者会見でいろいろな方々に私たちキラメイジャーのことを知っていただいたことはもちろん、いよいよここからスタートするんだって実感がわきました。

――記者会見の冒頭では、キラメイジャーの5人とマブシーナがヨドン軍に遭遇するといった短いアクションショーがありました。ライブでキラメイグリーン/速水瀬奈を演じられたのはあれが初めてのことだと思いますが、実際に演じてみていかがでしたか。

舞台に立って演技をするのが初めての経験でした。なので、扉が開いて私たちが登場するまで、後ろで待機している間「大丈夫かな~」って、ずっと緊張していました。でも、扉が開いてステージに飛び出してからはふっきれたというか、5人一緒にいるという安心感もあり、とても楽しく瀬奈を演じることができました。

――新條さんが演じられる速水瀬奈とは、どんな人物なのでしょう。演じる上で、新條さんと共通しているところがあったりしますか?

瀬奈は素直で明るくて、思ったことがすぐ表情や言葉に出てしまう女の子です。いつも元気いっぱいで「頑張るぞー!!」なんて張り切っていて、知らない間にまわりの人たちも元気にしてしまうキャラクターなんです。私自身は、瀬奈の性格と違うところもありますが、撮影を重ねる事に演じやすさを感じます。

――『キラメイジャー』の撮影開始は、どのシーンからですか?

最初は映画の『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』の陸上競技のシーンからですね。

――瀬奈は短距離走の日本記録を持つ設定ですが、新條さんご自身は走りに自信があったのでしょうか。

どちらかというと身体を動かすのが苦手で、陸上競技もやったことがないので最初はちゃんとできるかどうか、心配でした(笑)。

――では、陸上選手の役柄を演じるにあたって、ずいぶんとトレーニングをされたのではないですか。

それはもう、カッコよく走らないといけませんから、トレーナーの方に教えていただきながら練習をして、かなりの本数を走りましたね。

――プロモーション映像、そして『エピソードZERO』を拝見しましたら、見事にカッコいいスプリンターの瀬奈の姿が映し出されていました。ご自分で映像をご覧になって、どんな感想を持たれましたか。

カッコよくなっているかな……と思っています(笑)。撮影前に、私がどんな走り方なのかを確かめるため、走っている映像を撮影したんですが、ちゃんとしたフォームを習う前なので、「足が遅い」というのがすぐわかるような走り方だったんですね(笑)。そこから比べると、練習の成果といいますか、スプリンターらしくなっているかと思います。陸上選手でいるときは、ふだんのはしゃいでいる瀬奈じゃなくて、真剣な表情でカッコよく見せられるようにしたいと、心がけています。

――瀬奈がキラメイジャーに選ばれてから身に着ける衣装のご感想はいかがですか?

ひと目見て、すごくカッコいいと気に入りました。胸にケープがついているのが新しい感覚だなって思っています。

――撮影が始まってまだ間もないとうかがいましたが『キラメイジャー』の撮影で初めて体験した出来事があれば、教えてください。

1日の始まりが、とても早いことですね。ここまで朝が早い現場は、これまで体験したことがなかったです。あとは、合成のために「グリーンバック」や「ブルーバック」の前で演技をすることが、とても新鮮でした。変身後のキャラクターに声を入れる(アフレコ)ために映像を観たとき、瀬奈が見事にキラメイグリーンへと変身しているので、かなりテンション上がりましたね。「うわあ、私変身してる!」って(笑)。