テレビ朝日系ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(毎週木曜 21:00~)に出演する俳優の桐谷健太。ともにW主演を務める東出昌大とは、撮影の合間に演技について話しているという。
そんな今作は、桐谷にとって連続ドラマ初主演。「すごく恵まれた現場でやらせていただいているなと思います」と感謝の言葉を口にするように、充実の日々を送っているようだ――。
■「全力でやり切ることしか考えていません」
――ここまでの撮影を振り返っていかがですか。
本当に脚本がしっかりしてて、キャストの皆さんもイキイキと役を生きて、素晴らしいです。すごく恵まれた現場でやらせていただいているなと思います。周りの人たちの評判もすごくいいですし、このまま最後まで、とにかく心を込めて全力でやり切ることしか考えていません。
――反響の良さはどのように感じてますか。
直接の意見ですね。もちろんいろいろな方がいらっしゃいますが、そういう生の声は俺の中では大きいです。すごい充実してますし、なんか新たな、自分でも気づかなかった力が湧いてきます。仲井戸豪太というキャラクターが背中を押してくれている部分もきっとあるでしょうし、その勢いに俺もまた気を緩めずにやれてます。
――豪太を演じるうえで、どのように役作りをしていきましたか。
豪太が根底にあるのは、犯罪を撲滅したいという思いです。やっぱりどちらかといったら、世の中が明るく楽しい方がいいという思いが芯にあります。その芯の部分をつくってから、育った環境や身に付けた知識などを色付けしていきました。
■桐谷健太が考える“主演”とは
――桐谷さんは今作が連続ドラマ初主演なんですよね。
本当に初めてのことで、ありがたいですし、新たにキッと気合が入る気分です。今までとはまた違った立ち位置であり、立場。そういった意味で、新たな自分が引き出されて、「やっぱり撮影って楽しいな」「撮影現場って好きやな」とか、「芝居やってるのって幸せやな」ってすごく感じてますね。
――主演として、今までと現場での立ち振る舞いを変えたところはありますか。
どちらかというと、今までは自分は自分の仕事をまっとうして、主演の背中を押すというか、支えようというのがあったと思うんです。みんなでいいものをつくっていくという思いはどの作品でも変わらないんですけど、主演は「みんなでいい作品つくっていこうぜ!」って声を出せるというか(笑)。
みんなに「面白いものをつくっていこうぜ!」と鼓舞をしていい、迷わず言っていいというのが主演なのかなと。でも今回、めっちゃいい経験をさせてもらってます。
――現場はどのような雰囲気で撮影が進んでいますか。
本番はもちろん集中して向かっていくんですけど、緩めるところは緩めた方がいいと思っていて。やっぱり刑事課だったら刑事課の信頼関係というか、チームワークみたいなものが空気にも出た方がいいと思うので、みんなすごく一生懸命にやりながらもすごく楽しくやってます。そうしようと思わなくても、今は自然にそうなっている感じですね。