リミッター解除、滑りまくった林編集長の成果は?
取材スタッフ一同が訪れた日も、たんばらスキーパークは良質で滑りやすい雪と好天に恵まれました。どうやら林編集長もたいへん満足している様子。まずはブルーのベゼルがかっこいいWSD-F30をリストに装着してパチリ。はい、いい笑顔ですね。
スタンドアロン記録の便利さが実感できるよう、林編集長には思い切ってスマホを1回300円のコインロッカーに置いてきてもらいました。たまにはメールやSNSの通知から解放されて、純粋にスキーを楽しむことに没頭することも大切です。滑走中にうっかりスマホを落として壊したり、なくす心配からも解放されるから一石二鳥以上です。
滑走データの記録操作はすべてWSD-F30単体で可能です。WSD-F30で「Ski Tracks for CASIO」を起動して三角形の再生アイコンをタップ。続いて記録したい種目をスキーとスノボを含む4種目から選びます。あとはひたすらWSD-F30を身に着けながら滑りまくるだけ。ゲレンデを滑り降りた回数も正確にカウントしてくれます。ゴンドラによる移動やレストランでの休憩中の動作も「滑走外」として正確に識別してくれるので、データに狂いが生じません。記録を一時停止することもできますが、基本的にはその必要もありません。
「なるほど、これがスマホを持たずに滑れる解放感というものか!」
林編集長の瞳にはみるみるうちに、やんちゃをしていたころの輝きと生命力が。取材スタッフを置き去りにして、上級コースのゲレンデに突進してしまいました。その後しばらくしてからランチ休憩でようやく再合流。「滑った距離や標高の変化が手元ですぐにわかるのって、やっぱりいいね!」と、WSD-F30の画面に記録された成果を見せ合いながら盛り上がりました。
1日たっぷりと滑り終わったら、Ski Tracks for CASIOの画面に戻って四角形の停止アイコンをタップ。画面に表示される項目から「セーブする」を選ぶと、WSD-F30のメモリに滑走データがしっかりと刻み込まれます。大まかな数値やマップに記された移動経路はWSD-F30の画面でも確認できるのですが、より詳しく見たい場合はやはりスマホアプリがベターです。
「久しぶりのゲレンデだったから、今回はのんびりと滑ったよ」と、滑り足りない様子の林編集長。滑走データが「見える化」できると、普段から滑りまくっている本格派のスキーヤーでさえ、いっそうの向上心が沸き立ってくるものです。
アウトドアスポーツ&レジャーに便利な機能が盛りだくさん
Ski Tracks for CASIOは、滑走中にウォッチやスマホの画面でデータを「ながら見」できない仕様になっています。毎度必ず停止して、周囲の安全を確保してから記録を確かめる使い方を促すためなのだとか。なるほど、ゲレンデではマナーを守りながら気持ちよくスマートウオッチを活用したいものですね。
最後に、アウトドアシーンでWSD-F30をより快適に使いこなすために役立つTIPSを紹介したいと思います。ひとつは画面表示の明るさをブーストする機能。側面中央の電源ボタンをすばやく3回クリックすると、一時的に画面の明るさがアップします。よく晴れた日の屋外でも画面が見やすくなるので、夏場にも大活躍です。
WSD-F30のディスプレイはカラー有機ELとモノクロ液晶による2層構造になっています。モノクロ液晶の画面表示を通常のダークからブライトに変更すると、明るい場所での視認性が上がることも覚えておきましょう。設定方法はウォッチフェイスの「2レイヤー」の設定の「モノクロ表示」をダークとブライトを切り換えます。
そしてWSD-F30をスポーツウェアの上から身に着けたい場合は、カシオの純正オプションとして販売されているスライドレバー式のナイロン製クロスバンドが最適です。バンドの着脱交換は付属の工具を使って誰でも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
ちなみに、3月20日よりWSD-F30をベースとした、ホワイトカラー「WSD-F30-WE」が発売されるそうです。こちらは青い山々にかかる幻想的な自然現象である春霞(はるがすみ)をモチーフにしており、世界で限定1,000個販売予定とのこと。
令和最初のスキー・スノーボードシーズンを、カシオのスマートウオッチとSki Tracksアプリで楽しんでみてはいかがでしょうか。