4K録画・全録はどこまでできるのか
全自動DIGAの2020年新モデルは、番組録画の設定パターンが少し複雑なので、ここでは全録関連を中心に整理しておきましょう。
まず、BS4Kチューナーを搭載するのは4X1000と4X600の2機種のみ。2X200は内蔵するチューナーはフルHD(2K)までとなります。
4X1000(全11チューナー)と4X600(全7チューナー)は、BS4Kチューナーを2基搭載しており、いずれも2K放送と兼用のチューナーです。通常録画では、新4K放送の2番組同時録画が可能。また、4Kチューナーのうち1系統は、パナソニックが「チャンネル録画」と名付けている全録機能に対応します。
そして、全録専用の2Kチューナー(4X1000は8基、4X600は4基)と、通常録画(視聴)専用のチューナー×1も搭載しています。
■DMR-4X1000/4X600の主な構成
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DMR-4X1000(全11チューナー・計10TB)
- 全録専用2Kチューナー×8基
- 通常録画/全録(追加チャンネル)兼用チューナー×2基 (2K + 4K/2K兼用)
- 通常録画(視聴)チューナー×1基(4K/2K兼用)
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DMR-4X600(全7チューナー・計6TB)
- 全録専用2Kチューナー×4基
- 通常録画/全録(追加チャンネル)兼用チューナー×2基 (2K + 4K/2K兼用)
- 通常録画(視聴)チューナー×1基(4K/2K兼用)
4X1000/4X600の本体内部には、通常録画用と全録用のHDDを分けて搭載しています。全録専用の2Kチューナーで全録した番組は、すべて2Kで全録用HDDに保存されます。長時間録画設定も可能で、4X1000の場合は15倍録画を選ぶと、2K放送を最大8ch×28日間全録できます。
4X1000/4X600は、全録用とは別にチューナー計3基を使い、最大で3番組同時の通常録画が行えます。チューナー2基は4K/2K兼用、1基は2K専用です。通常録画用の2基を全録用の「追加チャンネル」(DR画質のみ)として使い、残りの1基を通常録画に割り当てることもできます。
■2K全録チャンネルを追加設定した時のチューナー構成
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DMR-4X1000
- 全録専用2Kチューナー×8基
- 2K全録(追加チャンネル)用チューナー×2基(2K DR画質で全録)
- 通常録画(視聴)チューナー×1基(4K/2K兼用)
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DMR-4X600
- 全録専用2Kチューナー×4基
- 2K全録(追加チャンネル)用チューナー×2基(2K DR画質で全録)
- 通常録画(視聴)チューナー×1基(4K/2K兼用)
4K放送の全録は、上記の追加チャンネル用チューナーを使い、1チャンネルのみを4K DR画質で録画し続けられます。4Kで全録できる日数は、4X1000が最大13日間、4X600が最大7日間。全録するチャンネルを選ぶときに録画日数を選べます(4X1000の場合は「8/10/13日間」)。
なお、通常録画用のチューナー3基に関しては、4K/2K兼用の1基を4Kチャンネルの全録に割り当てると2K用の1基が使われなくなり、通常録画・番組視聴に使えるチューナーは残り1基(4K/2K兼用)になります。2つの4K放送局を選んで全録をしたり、1つの4K放送局と2つの2K放送局という組み合わせでの同時全録設定はできません。
■4K全録設定時のチューナー構成
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DMR-4X1000
- 全録専用2Kチューナー×8基
- 4K全録チューナー×1基 (4K DR画質で全録。2Kの1基は使わない)
- 通常録画(視聴)チューナー×1基(4K/2K兼用)
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DMR-4X600
- 全録専用2Kチューナー×4基
- 4K全録チューナー×1基 (4K DR画質で全録。2Kの1基は使わない)
- 通常録画(視聴)チューナー×1基(4K/2K兼用)