――天城は若き製薬会社社長で完璧だと思われている人物ですが、唯だけには意外な一面を見せます。もこみちさん自身はどんな意外な一面をお持ちですか。

なんだろうな、意外な一面…。でも多趣味なんで、料理以外にも、洋服や靴だったりを小さいころから集めてますし、アメリカコミックのフィギュアも集めています。アメコミのフィギュアは2,000体以上は持っています。変わってるといえば、変わってるのかな。

■昨年結婚も「あまり変わりはしないです」

――もこみちさんは最近、テレビ以外にも活動の場を広げ、YouTubeで料理動画を投稿しています。YouTubeをやっていて、テレビとの違いを感じたりしますか。

テレビにはテレビの良さがあって、配信ものには配信ものの良さがあると思います。ただ、共通して言えることは、なにか1つのことを作り上げるという意味では一緒ですし、映像をずっとやらせていただいている立場としては、ちゃんとしたものをお見せしたいなと。特に料理なんかは、「食育」も実はからめてやっています。

『この男は人生最大の過ちです』も配信もさせていただけるとのことです。今はそういうのがあるからこそ、よりたくさんの人たちに、日本だけではなくて他の国の人たちも見られる。そういう考え方でいれば、配信も1つの良いきっかけになると思いますね。

――昨年はYouTubeを始めたほかにも、ご結婚もされました。結婚して仕事面での変化はありますか。

あまり変わりはしないです。仕事のスタンスは自分たちのチームの中での目標があって、次どんなことを自分たちにできるのか、どんな面白いことができるのかなどをいつも考えています。

――『この男は人生最大の過ちです』を通して、視聴者に伝えたいことをお聞かせください。

松井さんをはじめ、みんな漫画からそのままそっくり出てきたような感じで、なり切っているんですよ。本当にみんなこの作品が好きで、どんどんのめり込んでいきました。みんなの頑張りというのはドラマでは伝わりにくいけど、伝わるといいなと。かといって、「僕ら頑張っていますよ」って言うのも嫌ですが(笑)。

――もこみちさんが演じる天城の姿で、こういったところを見てほしいという点はありますか。

せっかく変態をやらせてもらっているので、変態っぷりは見ていただきたいです(笑)。松井さんのアクションも、彼女は背が高いということもあって、かっこいい大技のアクションをしています。あと、2人がくっつくのか、くっつかないのかにも注目してほしいです。

漫画原作に忠実にやりながらも、ドラマならではのリアクションもありますので、原作ファンの方は違った視点で面白く見ていただけるのではないでしょうか。そして、天城自身も10話の中で成長していっているので、成長過程もぜひ見てほしいです。

■速水もこみち
1984年08月10日生まれ。東京都出身。2002年にドラマデビューし、『ごくせん』(日本テレビ系/05年)、『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(フジテレビ系/07年)、『絶対彼氏~完全無欠の恋人ロボット』(フジテレビ系/08年)など数多くの作品に出演。『この男は人生最大の過ちです』は『ハンマーセッション!』(TBS系/10年)以来、10年ぶりの連ドラ主演となる。

■『この男は人生最大の過ちです』
ABCテレビ1月19日スタート 毎週日曜23:35~/テレビ朝日1月18日スタート 毎週土曜 深夜2:30~ ※ほか地域でも放送予定。地上波放送終了後、TVer・GYAO!にて見逃し配信あり。
九瀬しき氏の電子書籍3500万DLを突破した同名コミックを実写化。速水が演じる天城恭一は若き製薬会社社長で、研究者・経営者として優秀であるが、一途に思いを寄せる女性社員・佐藤唯(松井愛莉)だけには「ドM」な一面を見せる。その他、田中道子、入江甚儀、片山萌美、平岡祐太らが出演。