ワークアウトはランニング、トレッドミル、サイクリング、エクササイズ、スイミング、ウォーキングの6種類に対応。画面にタッチすることで、ワークアウトをスタートできます。アプリから操作すると、ウォーキングやランニング、サイクリングで走行したところを地図上に履歴として残すことができるので、筆者は主にアプリから操作していました。
このワークアウトのデータが実に細かく、平均ペースや平均心拍数などのほか、1kmごとのペース、ワークアウト中の心拍の変化などもわかります。ランニングの場合、1キロメートルを何分で走れるのか、同じペースで何キロメートルを走れるのかはかなり重要。参加するマラソン大会の前などは、これまでマラソン用のアプリでチェックしていましたが、「Miスマートバンド4」はそれも兼ねてくれました。
自分の運動データの詳細を見るのが面白くて、これまでは電車に乗っていたところも歩くようになりました。消費カロリーや燃焼した脂肪の重さなどがわかるのが励み。30日間の平均も表示されることで、運動習慣が徐々に付いてきている気がします。
雨雲の接近も通知してくれる
筆者は打合せ時や取材時にはスマホをサイレントモードにしているのですが、いつも元に戻すのを忘れて、電話に気付かないことがよくありました。でも「Miスマートバンド4」の着信電話機能を利用することで、この問題が解消。手首は意外と敏感で、すぐに着信に気付くことができます。
そのほか、ストップウォッチやタイマー、音楽コントロール(スマホ連携時)の機能付き。設定した時間より長く座っていると優しいバイブレーションで通知してくれる機能もあり、仕事柄、座りっぱなしになりがちでしたが、一定時間ごとに休憩を取るようになりました。
雨雲が近づいてきていたり、雷注意報がスマホに出た時などに「Miスマートバンド4」で通知されるのも便利。現在地の天気予報や週間予報も手元で確認できるので、いちいちスマホを起動させなくていい手軽さが良かったです。もちろん、SNSのメッセージなども表示できます。
高いデータ収集・分析能力が魅力、コスパも秀逸
「Miスマートバンド4」を使い始めたことで、睡眠や運動への関心が高まり、生活習慣が変わりつつあります。無理にそうしているのではなく、データを見るのが楽しい、他のユーザーよりも上位になることが嬉しい、といった気持ちで、自然と良い行動になっているのです。
気になったのは、充電時にバンドから本体を外すのに手間取ることですが、これは1カ月に1回あるかないか。あと難を言えば、軽く睡眠を取った後に1時間半以上起きていると、その後に寝ても睡眠データが取れなかったので、二度寝にも対応して欲しいなと思いました。こういった不規則な睡眠習慣も、本体はなくすべきなのですがね(汗)。
機能が多く、データを細かく収集し、その情報を基にアドバイスしてくれ、生活習慣を楽しく変えさせてくれた「Miスマートバンド4」。3,490円というリーズナブルな価格はお値打ち! 活動量計をどれにするか考えているなら、お試しの意味でもおすすめです。
著者プロフィール
綿谷禎子(わたたにさちこ)
情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスのライターに。現在は小学館発行のビジネス情報誌「DIME」を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。自称、キャッシュレスクイーン。スマホ決済や電子マネー、クレジットカード、ポイント、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手掛ける。