自身は“合コン未経験”だというが、「ランチ合コン」というシステムに対しての印象を聞くと、「夜よりは、お酒が入らないお昼に会うのがいいですね。お昼休みという制限時間がある方がさっと切り上げられますし、なるほど!賢い方法だなと思いました」と納得。「楽しく盛り上がっても一旦区切りがあった方が、また会いたいと思えるんじゃないでしょうか」と、その特性を理解したようだ。
そんなランチ合コンに参加したらどう振る舞うかという質問には、「話しすぎないようにすると思います」と、慎重派な一面を覗かせる。
「料理の取り分けとかは、お皿の近くに座っていたらやると思います。位置関係によりますよね。お皿から遠いところにいるのにわざわざ『私やるよ!』というのはあざといのかな(笑)。もちろんお話はしますけど、終わってから後悔したくないので、あまり本音でしゃべりすぎないように警戒すると思います」と想像を巡らせていた。
ランチ事情については、「お肉が好きなので、健康のために野菜もお肉も食べられるとうれしいです。『今週はあまり野菜を食べられなかったから、今日は野菜食べよう!』ってバランスを取るようにしてます」と意識。また、「野菜を食べたい時は『草鍋』ですね。葉っぱ系の野菜だけが入った鍋なんですけど、定期的に食べています。お肉が入っていないので、別で焼き鳥を頼んで食べてます」と明かした。
■トリンドル玲奈から「犬に似てきた」
タッグを組むトリンドルとは共演経験も多い。「玲奈は、全ての女の子が憧れるようなふわふわかわいい女の子。でもそれだけじゃなくて、しっかりした芯があるんです。ズバッと真実を言ったりするところが好きですね。私がもし似合っていない髪型をしていたら正直に言ってくれると思います。ウソを言わないから信用できるんです」と頼りにしている様子。
今回大きくイメージをチェンジした髪型については「『似合ってる!』と言ってくれてうれしかったです。私は犬を飼っているんですが、髪を切って『犬に似てきたね』と言ってました(笑)。私がイスに座っていると、後ろから犬を撫でるように頭を撫でてくるんです」と仲の良さを伺わせた。
それもそのはず。2人はプライベートでも食事をしたり、頼み事をする仲なのだそう。「たまたま同じ時期にパリに行って、私が借りていたエアビー宿で食事したんです。そこに玲奈がいくつか忘れ物をしてしまって。帰国してから表参道のカフェで待ち合わせをして届けました。甘えてもらえるのがうれしいですね。同じ年齢でお互い長女なんですけど、上手に甘えるなと思います。玲奈の言うことはなんでも聞いちゃうんです(笑)」
恋、グルメ、謎解き、ゆいかと麗子の正反対な2人のコンビなど、さまざまな要素が詰まった今作について、「マニアックな人がハマってくれたらうれしい」という山本。
「謎解きが好きな人ももちろんですし、グルメ情報も今すごく注目されていますよね。ドラマの放送時間が夜遅いので、みんな夕食を済ませてから少し時間が経って、ドラマを見ると“飯テロ”的にまたお腹が空いちゃうような(笑)。グルメなシーンをどう美味しそうに見せようかなと考えています」と意欲を見せ、「謎を解き明かしていく役に憧れはあったんですけど、ドラマで謎解きをするのは初めてなんです。セリフが多くなるので大変そうですけど、私自身すごく楽しみにしています」と期待を語っている。
●山本美月
1991年生まれ、福岡県出身。09年に行われた第1回「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを受賞後、CanCam賞に選ばれる。以後、ファッション誌『CanCam』(小学館)の専属モデルとして活躍。11年にドラマ『幸せになろうよ』(フジテレビ)で女優デビュー。12年には『桐島、部活やめるってよ』で映画初出演。14年のドラマ『アオイホノオ』(テレビ東京)で初ヒロイン、15年の『東京PRウーマン』で映画初主演を務め、20年『ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~』(読売テレビ・日本テレビ系)で地上波連ドラ初主演。