クライマックスに向けて盛り上がり曲を一気に披露

その後、クライマックスに向けて会場の観客に声を出させて、会場の一体感を作り上げると「Drawイッパツ!」「Clap Our Hands!」「Kiss Me Baby」「バッタマン」を一気に披露。

「バッタマン」ではユースケに代わり、各メンバーがユースケが担当している絶叫パートを順番に担当したが、リョウガが「チュウチュウ!」と言いながらサビの場面で突然ネズミの真似をして四つ足でステージを駆けまわり出しながらカイの足を潜るなど、それぞれのメンバーが振り切れた姿を見せ、会場を大いに沸かせていく。しかし各自の決め台詞の場面では瞬時に切り替えを行い、クールな表情でセリフを決めるというメリハリもしっかり利かせており、ダレる事なく観客のボルテージを最高潮にまで引き上げる。

そして「走れ!!!!超特急」を歌い終えると「また会う日を楽しみにしています! ありがとう!」と笑顔で挨拶をし、ステージを後にした。

アンコールで今年の抱負を語る「もっと進化して新しい超特急を見せたい」

メンバーがはけて会場が暗転した直後、間髪入れずに客席からアンコールが起こりだし、それを受けて再びメンバーが登場。

明るいポップチューン「Billion Beats」を歌い終えると、アンコールのお礼と共にMCタイムへ。タカシは「2020年を迎えたので、もっと進化して新しい超特急を見せられるように頑張りたい。今回のライブではその気持ちを込めた。このライブを経て、これからも、もっと躍進していきたい気持ちが強まった」と意気込みを口にした。

続けてカイも「皆さんが楽しんでくれたら、僕もすごく幸せ。これからも色んな僕たちを見てもらえるように、2020年も進んでいきたいと思います。」と真面目に語ったかと思った矢先、突然ニッコリと満面の“ニャンちゅうスマイル”を見せ、「楽しかった! センキュウ!」と会場に向けて何度も投げキッスをしだし、そのあまりのギャップに驚いたリョウガからツッコミが入る。

「まだまだ声、出したりねえんじゃねえの?」とドS気味に煽るユーキの絶叫を合図に「Drive on week」がスタート。歌唱の途中、タカシが今年の干支であるネズミになぞらえて「俺たちが、“チュウ”特急や!」と歌詞をアレンジして会場を盛り上げつつ、「みんなのところに会い行こうぜ」とカイが口にすると、サイドステージやトロッコを使いながら満遍なく会場の観客へ挨拶をするようにメンバーたちが移動をしだす。

そして「ラストだ!」とリョウガの絶叫で始まったラストの曲は「超えてアバンチュール」。観客とメンバーのテンションが最高潮に達し、観客からの熱いコールに応えるようにメンバーたちも全力の激しいパフォーマンスを見せる。なお歌唱中、タカシが突然カイに抱き付き、カイもそれを受けてタカシに絡みつく場面が見られたが、カイのあまりの積極的な絡み方に慌てたタカシが「すごかった…」と慌てながら離れる様子を見せ、観客をドキドキさせる一幕も。

またメンバー・観客ともに頭を前後へ激しく振る“ヘドバンタイム”では頭を振っていない観客へリョウガがすかさず「頭を振れー!」ツッコミを入れたり、ヘドバンを終えたタクヤが首を抑えて手を「無理無理…」と言わんばかりに顔をしかめて左右に手をひらひらと振るなど、全力でパフォーマンスをしながらも、時折メンバーたちがステージ上で自由な姿を見せる。

パフォーマンスが終わると、「ありがチュウ!」と最後までねずみの真似をしてお礼を言うタカシの言葉にほっこりした笑いが起きつつ、客席を丁寧に見渡しながら感謝の気持ちを口にしてステージをゆっくり歩くメンバーたち。途中、しゃがみながら目線を下げて客席に手を振ったカイは、合間にステージに落ちている銀テープを拾い集め、目の前の客席へ投げ入れたり、タクヤは一度ステージへ戻ったものの、再びサブステージへ走りながら戻り、再度客席へ手を振るなど、メンバーたちも「本当に楽しかった」と言いながら名残惜しそうな様子を見せる。

「2020年、もっともっと全速力で走っていきますので、超特急をよろしくお願い致します!以上、超特急でした!」と最後の挨拶を終えると、深々と頭を下げ、この日のライブは幕を閉じた。