■「子どもの感染症体験談」総評
調査の結果、「子どもが感染したことのある冬の感染症」で多かったのは、80.5%を集めた「風邪」と62.4%の「インフルエンザ」となった。以下、3位「ノロウイルス感染症」(28.2%)、4位「溶連菌感染症」(25.4%)、5位「RSウイルス感染症」(19.9%)、6位「おたふくかぜ」(18.5%)と続いた。
上記の感染症のうち、「最も看病が大変だったもの」では1位と2位が入れ替わり、1位「インフルエンザ」(30.0%)、2位「風邪」(23.3%)となっている。3位の「ノロウイルス感染症」(19.5%)は同様だが、4位には前問では5位だった「RSウイルス感染症」(7.0%)が、5位には同7位の「ロタウイルス感染症」(5.6%)がランクインしている。
具体的にどのようなことが大変だったのかエピソードを聞いたところ、全体に共通したワードとして「高熱」「下痢」「嘔吐」「脱水症状」「食欲不振」「咳」「鼻水」「不眠」などが頻出しており、それらの対応に追われる様子がうかがえた。とくに「嘔吐」に関しては、子どもは自身の吐き気をうまくコントロールできないこともあり、吐瀉物の処理に多くの労力を費やしている現状がある。衣類やシーツを頻繁に替えたり、子どもの体を清潔に保ったりと、お母さんの苦労は絶えない。
また、これらに対する物理的な対応以上に、「感染の拡大を防ぐ」ことに苦慮しているというコメントが多かった。感染力の強いインフルエンザではその傾向が強く、中にはそうした努力にもかかわらず、一家全員がインフルエンザに罹患してしまい、大変な苦労したというエピソードも寄せられている。家族の健康を預かるお母さんであれば、感染の拡大を防がねばならないという、そのプレッシャーの大きさは察するに余りある。実際に自分もインフルなどにかかってしまい、大変な目に遭ったというエピソードも散見された。
子どもが小さいうちであれば症状も重く、期間も長引きがちとなる。そして子を持つ親にとって何よりも辛いのは、重い病の中で苦しむ姿を見ることだろう。高熱や咳、吐き気や下痢で苦しむ我が子に、自分が代わってあげたいと親であれば誰もが願うはずだ。そういった事態を防ぐためにも、日頃の健康管理や感染症の予防対策などがより重要になる。そのようなことを改めて思い起こさせる、そんなアンケート結果となった。
調査時期: 2019年11月18日〜2019年12月4日
調査対象: マイナビニュース女性会員
調査数: 287人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません