高速化の効果を実測
最後は、実際にゲームがどれくらい快適に動作するようになったのかを計測してみたい。試したゲームは『グランツーリスモSPORT』『バイオハザード7 レジデント イービル』『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』『モンスターハンター:ワールド』の4本だ。それぞれゲームの「起動時間」とゲーム中の「ロード時間」をストップウォッチで計測してグラフにまとめてみた。なお、ロード時間はグランツーリスモSPORTのみアーケードのシングルレースを選んで開始できるまでの時間で、残りの3本はセーブデータのロード時間を計測している。
効果の大小はゲームによりまちまちではあるが、総じてどのゲームでも高速化できていることがわかる。当然、読み込むデータ量が大きいほど、SSD高速化の効果は増す。例えばデータ量がかさみがちなフィールドデータを都度読み込むようなゲームなどは効果大だ。逆に言えば、「ロード遅いなぁ」という場面は、たいてい読み込んでいるデータ量が大きいことに起因しているので、普段ストレスを感じている場面ほど、SSD高速化の威力が目に見えて発揮されるだろう。
今回は超高速SSDで試しているが、インタフェース速度を使い切らない程度の性能のSSDに抑えれば、その分費用を浮かせることもできる。ロードにストレスを感じているのであれば、外付けSSDを試す価値は大だ。ここまで紹介した通り作業はとっても簡単、テレビの前にPS4とコタツとミカンを設置するついでに外付けSSDも繋いでみる程度なので、正月が捗るぞ。