ストレスフリーなUSB-Cにゾッコン
今更ながらUSB-Cに移行したことで、スマホやノートPCなどのデジタル機器の充電をすべてひとつの充電器とケーブルでまかなえるメリットの大きさを身をもって感じています。「充電器を持ち運ぶのは面倒くさい」という固定観念がなくなり、常にふたつをセットで持ち歩くようになりました。ごくまれに、取材中にカメラのバッテリー残量が少なくなってヒヤッとしたこともありましたが、PowerPort Atom III Slimのおかげで事なきを得ました。USB-Cに移行して良かったと思える瞬間です。
ただ、iPhoneに関してはまだLightning - USB-Cケーブルを用意しないといけないのが面倒です。これも他のUSB-C対応デバイスと同様に、両端がUSB-Cコネクタのケーブルで充電できるようになれば……と期待せずにはいられません。
唯一、PowerPort Atom III Slimの物足りない点は、USB-Cポートが1つしかないので1台の機器しか充電できないこと。このサイズ感を保ったまま2台のUSB-C対応デバイスを同時に充電できると良かった、というのはさすがに無理難題かもしれませんが、いつか技術革新によって実現してもらえると嬉しいです。急速充電の対応機器であれば、十数分程度待てばバッテリー残量をある程度増やせるので、筆者の運用の仕方でカバーすれば済む話でもありますが。
充電以外でUSB-Cに一本化したことのメリットといえば、SDカードリーダーなどの周辺機器をひとつに共通化できてありがたいですし、今までのmicroUSBやUSB Type-Aのようにコネクタの表裏を気にしなくても良くなったので、接続時の煩わしさがなく、ストレスフリーになりました。
手になじむサイズ感や、キズがついても目立ちにくい表面デザインも含めて、Ankerのスリムな30W USB-C充電器に不満はありません。価格も約2,600円と手頃なので、USB-C対応デバイスを使っていて充電に少しでも不満がある人にはオススメです。
製品のラブ度 | ★★★★★ (常に手放せない) |
製品のオススメ度 | ★★★★☆ (USB-C対応デバイスユーザーにはオススメ) |
【編集部 庄司】マイナビニュース デジタルジャンルで主にオーディオ・ビジュアル関連の取材・編集・執筆を担当しつつ、デジタルカメラやWebサービス関連にも注目しています。2020年もマイナビニュースをどうぞよろしくお願いいたします。 |