• ■ヘイセイドラマシリーズ 平成を彩った名作劇場『逃げるは恥だが役に立つ』(『ウケメン』1月3日放送)
    出演者たちが“恋ダンス”を披露するも、装着した低周波装置によってもん絶することに。
    (左から)かなで、福田麻貴、アンジェラ芽衣(ゲスト)、船久保匠(マカロン)、デン(リンダカラー)

――そして、この『ウケメン』の収録に帰ってきましたが、皆さんにとって『ウケメン』という番組はどんな存在ですか?

福田:一人ひとりへの愛がすごく強くて、一人ひとりがどうやったら輝くのかっていうのを考えてくれる場所なんです。普通の番組だったら、このコンビはどうやったら面白いという“取扱説明書”みたいなのがあるんですけど、『ウケメン』は、そのコンビの中の1人ずつを考えて引き出してくれるので、自分を表現できる場としてありがたいです。だから、『THE W』で優勝したことで3時のヒロインを知ってくれた人に『ウケメン』を見てもらって、「3時のヒロインの一人ひとりはこういう人柄なんだ」と思ってもらい、「他のメンバーにもこんな面白い人がいるんだ」っていうのを知ってもらえたらいいなと思います。

かなで:優勝した瞬間にまず家族の顔が浮かんで、次に嵐の二宮くんの顔が浮かび、3番目に『ウケメン』のメンバーの顔が浮かびました。でも、本当に家族みたいな存在で大好きです。昨日も遅くまでメンバーでダンスを練習して、帰り道で「俺たち、ファミリーだね」って話をしていました(笑)

(一同爆笑)

ゆめっち:私も家族だなっていうのと、あと、パワースポットだなって思いますね。『ウケメン』からパワーを頂いて、優勝できたんじゃないかなって思います。

――それこそ、『ウケメン』で鍛えられてネタも磨かれて、今回の優勝につながったとうのもありますか?

福田:ありますね。『ウケメン』が始まるまで、テレビでコントをすることがなかったんですけど、最近はネタ合わせの中で、「ここたぶん顔映るな」というところまで考えるようになったんですよ。漫才のときって「こういう言い方にして」って練習したりするんですけど、今は「表情もちゃんと気をつかっていこう」って言うようになったんです。それは『ウケメン』で、すごく鍛えられた感じがします。

かなで:コントとかで、スタッフさんが「案があったら出してくれ」って言ってくれるんです。こんな若手にも、自分たちのやりたいことを実現させてくれるいい番組です。

■「まだまだ私たちの引き出しはあります」

――2019年は大きな飛躍のきっかけの年になりましたが、最後に2020年の抱負をお願いします。

かなで:今チャンスをつかんでいる状態なので、このチャンスを逃さないように頑張るっていうことだと思いますね。後はもうちょっとキャラクターを提示できたら…

福田:いや十分よ? キャラしかないから!

かなで:でも、もうちょっとキャラを提示できたらなと思うんです。もっと太ったほうがいいかな…

福田:やめたほうがいい。体のためにもやめたほうがいいって!

ゆめっち:私は『ウケメン』でレギュラー番組を持つという夢がかないましたし、『THE W』で日本一の女芸人になると夢もかなったんですけど、もう1つの夢があって…電動自転車が欲しいんですよ。

福田:買ってくれ! 賞金で全然いけるでしょ?

――電動自転車、いくらだと思ってるんですか(笑)

ゆめっち:めっちゃ高くないですか!? だから、電動自転車買えるくらい頑張ります。

福田:私は、『THE W』の副賞でテレビに登場することが増えるんですけど、そこから次につなげる。それにプラスして、まだまだ私たちの引き出しはありますので、もっと魅力を知っていっていただけるようアピールできたらいいなと思います。歌とかダンスとかお芝居とかファッションとか、いろいろあるので。

――ほかの賞レースへの挑戦はいかがですか?

福田:『THE W』は優勝したと言えども、『M-1』は3回戦で、『キングオブコント』も準々決勝で敗退しているので、女芸人の冠の格を下げない結果を出さないといけないっていうプレッシャーはありますね。