――「百億光年」のカップリングに収録されている「君がくれたmelody」は今回のシングル用に作った曲ですか?
これは最近作った曲で、わかりやすい恋愛ソングですね。別れた人への気持ち……というほどではないですけど、終わった恋のラブソングになっています。
――「百億光年」とはちょっと歌詞のテイストがちょっと違う感じがします
どちらかというと、今の私のカタチに近いと思います。「君がくれたmelody」は、アレンジの裏で同じメロディがずっとループされているのですが、実はこのメロディこそが“君がくれたmelody”なんです。そのメロディに対して、今の自分の思いを重ねた曲になっています。
――注目してほしいポイントはありますか?
個人的に好きなのはサビなんですけど、楽曲としては、サビ前のコーラスを重ねているパートもいいですね。自分で作っていると楽しくなっちゃって、どんどんコーラスを重ねていってしまうんです(笑)。
――もう一つのカップリング曲「See u again」ですが、“you”が“u”になっているのは?
たまたま書いたメモがこうなっていたのですが、これが何かいいなと思って。なので、特に大きな意味はないです(笑)。この楽曲は、1、2年前に作った「Stereo」と同じタイミングで作った曲なんですけど、どうしても作品としてリリースがしたくて今回収録しました。ライブでみんなで歌いたくて。
――こちらはどのような楽曲になっていますか?
そもそもは友達について歌った曲なんですけど、サビの「いつでも影に重ねるハート」のフレーズがすごく好きで。もともとは「夕陽」をイメージした曲で、仮タイトルも「オレンジ」だったのですが、随分変わりましたね(笑)。「いつでも影に重ねるハート」というのは、ハグをしている影をイメージしているのですが、それがすごく良いなと思ってます。
――ちなみにロザリーナさんが曲を作るときは、曲先ですか、詞先ですか?
どちらもありますね。両方一緒にやってしまうときもありますし。ギターを弾きながら詞をのせていくみたいな感じ。鼻歌で、このメロディがいいな、みたいなことはあまりなくて、必ずギターをポロポロ弾きながらです。全然関係のないコードを適当に弾いてみたりするのですが、そうするとなぜか良いメロディが思い浮かんだりして。だから、練習しようとすると曲ができるんですよ。ギターを持つから(笑)。その中で、いいフレーズやワードが浮かんだら、曲にはめ込んでいく感じで作ることが多いです。なので、こういう楽曲を作りたいというイメージが先にあるのではなく、作っていくうちに固まっていく感じです。