■芸能界デビュー前のアルバイト経験
――主水は銀行の庶務行員になる前、さまざまな仕事をしていたという設定です。お2人は芸能界に入る前、どんな仕事、アルバイトをされていましたか。
高橋:結構いろんなバイトをしましたね。喫茶店からビラ配りから。
夏菜:そういうときって、逆ナンとかされませんでした?
高橋:あんまり当時はなかったですよ。逆ナンされる前にナンパしてましたから(笑)。あとは訪問販売とか、道路の線引きもやりました。
夏菜:私はアルバイトは1個だけですね。商業施設のアパレル店でバイトしてました。
高橋:いつ働いてたの?
夏菜:『GANTZ』が決まる前ですね。『ガチバカ!』が終わったすぐ後にバイトし始めました。やることもなくて、暇な時期にやってました。
――今作では、機械化も進む中、銀行員として仕事をするうえで何を大事にすべきか、ということも描かれています。お2人が仕事をするうえで大事にしていることはなんですか。
高橋:やっぱり基本的には「視聴者の方々に楽しんでいただけるものを」と思っています。自分のためにはしようとしていません。このドラマは特にそうで、すごく身を捨てて、良い作品ができたらいいなと思っています。
夏菜:私は自分のために仕事をしていますね(笑)。というのも、楽しくない苦しい時期を乗り越えて、今は楽しめるようになったので、とりあえずは楽しんでやりたいという気持ちが強いです。そうしないと、自分が持たない気がして、というのが正直ありますね。良い意味で、楽観的でいようという風に思っています。その方がリラックスして、良いお芝居ができるというのもありますし、もちろんシーンにもよりますが、「楽しむ」というのが第一です。
――それでは最後に、今作の見どころをお聞かせください。
夏菜:克典さんの殺陣だったりとかで、銀行内の問題を解決していくのが気持ちいいです。悪を成敗してくれる克典さんの姿もとても快感でした。最後のラストシーンまで楽しみに見てほしいなと思います。
高橋:原作者の江上剛さんは元銀行員なので、作品にリアルな面白さがあります。そして、勧善懲悪のスタイルなので、そこをぜひ楽しんでいただけたらなと。癒し系な2時間ドラマです(笑)。ぜひ気楽な気持ちで楽しんでいただけたらと思います。
■高橋克典
1964年12月15日生まれ、神奈川県横浜市出身。O型。1993年に「抱きしめたい」で歌手デビュー。その後、『サラリーマン金太郎』シリーズ(TBS系)、『特命係長 只野仁』シリーズ(テレビ朝日系)など数多くの作品に出演。近年の出演作は『不惑のスクラム』(NHK 2018年)『後妻業』(関西テレビ・フジテレビ系 2019年)など。2020年には、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK 2020年)織田信秀役での出演を控えている。
■夏菜
1989年5月23日生まれ、埼玉県出身。A型。趣味はモダンバレエ、料理、ショッピング。2006年にドラマ『ガチバカ!』(TBS系)でデビュー。2011年公開の映画『GANTZ』や2012年放送の連続テレビ小説『純と愛』(NHK)など数多くの作品に出演しているほか、バラエティ番組などでも幅広く活躍。