シャープから、E Inkの電子ペーパーディスプレイを採用した電子ノート「WG-PN1」が11月14日に発売されます。紙のノートやスケジュール帳のような使い勝手を追求したという本機を試しながら、ビジネスツールとしての実力を検証してみたいと思います。
シャープは2013年に初の電子ノート「WG-N10」を発売。以降2017年モデルの「WG-S50」までシリーズのディスプレイにメモリ液晶を採用してきました。今回の新製品が初めての電子ペーパーディスプレイ搭載機になります。E Inkの電子ペーパーはそれ自体が高価なため、製品本体の想定売価を23,000円前後にまで抑えたことについてはとても画期的だと思います。シャープの担当者も、まるで紙に書いているような筆記感が得られる電子ノートの魅力をより多くの方々に伝えたいと意気込みを語っていました。
新製品のWG-PN1は、手書きのノートを書いて読めること以外にも、様々な種類のスケジュール帳のテンプレートが使えたり、新機能として「To Do」リストも加えています。プリセットの「スタンプ」も従来機に比べて倍の240種類に増えました。
本体に約5,000ページのノートを保存
本体のサイズは文庫本、またはA6サイズの手帳に近く、質量も約210gと軽いところが魅力的です。本体背面のクリップをパッケージに付属する着脱式の専用カバーに挟み込んで固定すると、まさしく手帳のようなルックスになります。
サイズが合えば市販のブックカバーも使えるそうです。コンパクトな電子ノートはきっと女性のビジネスパーソンにも戦力になるアイテムなので、本体カラーはダークグレー以外に、もっと明るい色のバリエーションも揃っているといいですね。
WG-PN1には、スケジュール、ノート、新機能To Doの3つの機能があります。本体の内蔵メモリにデータを保存できる領域は約5.8GB。ノートは約5,000ページ、スケジュール帳とTo Doリストは約1,000ページまで作成できます。バッグに紙のメモやノートを何冊も持ち歩いたり、過去に作った大事なメモを探す手間からもかなり解放されそうです。